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2015/02/21

そんな瞳で見られたら、わたしゃどうすればいいの


数日前の、寒い日のことである。

 大学のヤギたちのために、丸ごとのキャベツを買ってきたやった。

 ヤギたちは皆、小屋の中で、部員が毎日与えているフェレットの餌と、数種の干し草を、「ちょっと飽きたのよねー」という様子で食べていた。

 そこへ私が、キャベツと、放牧場の周辺で取ってきたスダジイやアラカシ、アカマツの葉を抱えて入ってきたものだから、大変だ。
 我先にとかじりついてきた。

 私は、交通整理をやるような気持ちで、(脚に負傷をしている個体を優先しながら)「ハイ、クルミはこっち、ハイ、コムギはこっち、ハイハイ、メイにもあるよ。大丈夫、ハイ。キナコはこっちだよ・・・・」といった調子で餌を与えていった。

 さて、餌はなくなり、私は、しばし、ヤギたちと話をした後、小屋を後にした。

 後ろで音がしたのだ、振り返ると、そこには、私を見つめるメイの姿が。

 ごめん、もう餌はないんだ、と言っても、メイは私をじーっと見つめたまま動かない。

 皆さんなら、写真のようなヤギに見つめられたらどうしますか?

 そこで一句。
そんな(ひとみ)で、見られたらわたしゃ、どうすりゃいいの。


字余り、というか、字滅茶苦茶。

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