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2016/04/01

アナグマたちと親交を深めた夜







昨日のことである。大学の仕事の関係で帰宅が夜中になった。

そして、夜中の大学前の交差点を左折したときだった。
前方数十メートル先の、道路の縁石の脇に、数個のうごめく塊を発見した。動物だ。たぶんタヌキだろうと私は思った。





車に轢かれなければいいがと思いつつ速度を緩めて通過しようとしたときだ。
縁石にあいている雨抜きの穴から顔を出している個体と目が合った。





私はゆっくりと車を縁石に寄せていき、車から降りてアナグマたちに会いに行った。

するとなんとアナグマたちは5,6頭おり、典型的なアナグマの家族ということがわかった。

さらに驚くべきことに、私が、がさがさ音がする(明らかに動物たちが動いている音だった)縁石に隣接する植物の垣根に入ろうとすると、そのアナグマたちが、みんな私のところに寄ってきて、私の足や脚のニオイをかぎだしたのである。私は驚いて静かにしていたが、写真でも撮ってやろうと思いたち、撮れた写真が下のものである。アナグマたちは私の周りをめまぐるしく動き、何とか撮れた貴重な一枚だ。