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2016/04/30

レタスの運命やいかに.



最近、私はレタスをよく食べるので、家の庭に10株ほどレタスの苗を植えた。

そのまま畑の地面に植えて、根の周囲を、刈り取った雑草で被った。

でも、その様子を見て妻が、言うのだ。
あれだとナメクジに、「はい、食べてください」と言っているようなものだ。すぐにナメクジがやってきた、「ごちそうさま」と言ってだべ尽くすよ。
ふつう農家では、黒いビニールシートで地面を被い、そに穴をあけてレタスの苗を植える。ナメクジが近寄れないようにするために。

それを聞いて、私の脳裏に、これまで見たり経験したりしてきたいろいろな出来事が浮かび、妻の言葉は、確かに正論だと思った。
でも、そういう正論を言われると、「ちょっと、グレテやる!」と思うのもまたヒトの(私の?)けなげな愛おしさというものだ。

「イヤ、私のレタスは大丈夫だ」、「ナメクジも、私が植えたレタスならわかってくれる。アイツのレタスなら、手出しするのはやめようぜ、なーみんな」・・・・みたいなことになる可能性だって十分ある。

以前も、アスファルトの上で乾いて死にそうになっていたナメクジを助けてやったこともある。

実際、私は、何やら私のレタスは大丈夫な気がしたのだ。

そして数日後、下の写真、お分かりになるだろうか。私のレタスの畑に続く、粘液がかたまり、表面がてかてか光る細い筋が現れたのだ。

間違いない。ナメクジが這った跡だ。

さて、これから、私のレタスたちの運命やいかに。
これまでの私の生き様が試される時だ。これはもう、大変な時間が幕を切って落とされたのだ。