小林朋道公式ブログ:動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。 主な著書は『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『通勤電車の人間行動学』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』など
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(動画)モモンガ・エコツアーから帰ってきて片づけをしていたら、廊下に小さなヘビがいた。差し出した私の指に乗ってきた。モモンガのニオイに反応?
芦津モモンガ・エコツアーから帰ってきて片づけをしていたら、廊下に小さなヘビがいた。私が指を差し出したら、舌で様子をうかがいながら指に乗ってきた。モモンガのニオイに反応したのだろうか?ちなみに、その(写真の)幼ヘビはアオダイショウである。小さいころのアオダイショウは親とはずいぶん異なった体の模様を有しているのだ。時にはマムシと間違われることもあるくらいだ。
2017/04/09
みんな私が指さす空を見上げた。男子には見えた。女子には見えなかった。何が?なんで?
先日、1年生の学生たちと大学の屋上に上がった。
春の陽気の中でヒバリの声が聞こえた。でもヒバリは見えない。ヒバリの習性を知っていないと見つけられないのだ。
ヒバリは、自分たちの縄張りの宣言のため、空の高所で鳴いているのだ。
私が指さした先にはとても小さくにしか見えないが確かにヒバリが舞っていた。
われわれホモサピエンスでは、男性の目は「狩猟」に適応し、遠くを動く黒いものに敏感に反応する視細胞を網膜にたくさん持っている。一方、女性は、木の実の色や赤ん坊の肌の色の細かな違いや変化に反応する視細胞をもっている。
私は、その適応的生理特性が、屋上で現れたのだと推察し、悦に入ったのだ。
2017/04/05
急な話ですが、モモンガ・エコツアーを行います。限定4人まで参加可能です。シンガポールからPhyllisさんが参加されます。
急な話ですが、来る4月14日(金)、15日(土)、鳥取県智頭町芦津で、モモンガ・エコツアーを行います。
急な話で、また、4月14、15日といえば、モモンガの森は雪が1m近く残っているという中で行うのにはちょっと理由があります。
どういう経路で情報を得られたのかわかりませんが、シンガポール在住のPhyllisさんは、昨年5月に行ったモモンガ・エコツアーにとても参加されたかったのですが、そのころ長期休暇が取れず断念されました。
今年は長期休暇が4月14、15日あたりで取ることができ、連絡されてきました。そういった事情で、何とかPhyllisさんの希望を叶えてあげたいと思い、急きょ、計画したわけです。
あまり野生動物に接することができない寒い時期ではありますし、何より平日でもあるのでなかなか出席者はおられないと思いますが、ひょっとしたら参加を希望される方がいるかもしれないと思いお知らせすることにしました。鳥取駅まで来ていただければそこからはこちらが移動はすべて行います。
要領は以下の通りです。
■14日(金)、鳥取駅の改札口前に8:30集合。ワゴン車で現地(芦津)まで行きます。芦津の公民館(ドングリの館)で簡単なレクチャーをした後、モモンガの森に行き、モモンガの調査を見学していただきます(昼食は調査の合間にとります)。
夜はドングリの館に宿泊します。モモンガの湯に入ることができます。寝袋はこちらで用意します。
希望者は、夜、モモンガの森の巣箱から採食に出るモモンガを見に行くことができます。ただし、カメラでしか見えませんし、そもそもちょうどその場面が見えるかどうかもわかりません。見えても数分以下です。確率は半々です。
■15日は、Phyllisさんを早朝(8:00)智頭駅まで送り(他の方はドングリの館で朝食をとっていただきます)、午前中、もう一度モモンガの森へ行き、モモンガ・ミニ地球をつくっていただきます。
昼頃、食事をして帰路につき(時間はその時の参加者の皆さんの都合で決めます)鳥取駅(智頭駅によることもできます)まで行き、解散ということになります。
持ち物としては:
・雪原を歩くので防寒着(夜の雪原は氷点下10℃近くになります)
・おやつ、飲み物
・14日の昼食
・モモンガの湯に入られる方はそのとき使うもの(シャンプー、リンス、ドライヤーは風呂にあります)
※参加費用は¥3500です(保険料込み予定)。人数は多くても4人までです(Phyllisさんを除いて)。
※ご希望、お問い合わせの方は、ashizmom@kankyo-u.ac.jpまで。
※申し込み締め切りは4月8日までです。先着順です。
2017/04/04
入学式での大学院入学代表生の言葉に笑った、でも感心した。
入学式での大学院入学代表生の言葉に笑った、でも感心した。曰く、私は学部生時代に、あまり講義にも出ず、山を、動物たちを求めて歩き回った。そのせいで、ハチにも追われ、クマにも追われ、単位(卒業に必要な科目の単位数)にも追われた。おかげで1年多めに学部を過ごした。でもそのおかげで、動物の生態や行動が本当に面白いと感じるようになった・・・だそうだ。