「４年生追い出し会」と動物の絵

  

今日、私のゼミの「４年生追い出し会」があった。

卒業論文の発表会も終わり、その後、夕方から行ったのだ。

新しく、４月からゼミに入ってくる学生たちも参加し、いや実に面白かった。

今回のような会も含め、ゼミで行う会では必ず全員集合写真をとることにしており、たいていは、白板に、私が動物の絵を描いて、その前に皆が並ぶのが慣例になっている。

今日は、いろいろな事情で、大きな白板が使えなかったので、急遽、小型の白板に私が、動物と「４年生追い出し会」の文字を描くことにした。

そして、会がはじまる前に描いた絵が、上の写真である。

描いたものは、卒業する学生の、卒業研究のテーマの動物(一部、植物)だった。描いた後、小型の白板を裏にして隠して、全員集合写真のときまで部屋の隅に隠しておいた。

　さて、では、白板を表にする場面になり、お披露目をすると、なんと、学生たちが、「すごい！」「先生、うまい！」と言ってくれたのだ。

　さらに、「写真を撮る」と言い出して、卒業生も在校生も、写真に撮りはじめた。

　私はちょっと驚き、それから大変嬉しくなり、下の写真のような調子に乗った格好で、絵の自慢をしながら、絵と一緒に写真におさまったのだ。

　いや、学生たちが、こんなに芸術を分かっているとは思わなかった。

　そして、こんなに教員思いだとは思わなかった。

　いい会だった。

卒業生の皆に幸あらんことを切に願った会だった。