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2015/02/18

哺乳虫!?

 

上の写真は、私がつくった哺乳虫だ。体は竹でできている。

 残念ながら、今は生きていない(今までも生きてはいなかった)。

 現在、地球上には母乳で子どもを育てる虫は存在しない。多分、30億年の生命史において、そういう虫は存在しなかっただろう。

 あるとき私は、竹でウシ科(インパラシカとかヤギなど)の動物をつくってみようと思った。

 絵や彫塑などが趣味の父親がずっと前から、竹で虫をつくっていて、傍で見ていた私は、その要領は知っていた。昆虫や甲殻類などの、“節”がある節足動物は、これまた“節”がある竹で、うまく表現できたのだ。

 私は、いつでも“新しい”試みが好きだったので、竹で哺乳類はできないか、と思って試みたのだ。

 そして出来上がったのが写真の作品だ。
 皆さんはどう思われるだろうか。

 私は、「あーっ、結構いいのができたじゃん」と思い、それから次のように思った。

 「この哺乳類は昆虫ぽい。昆虫の中で、哺乳類のような動物に進化したものがいた、と考えたら愉快だなー」

 そして、私は、その動物に、「哺乳虫」という名前をつけたのだ。なかなか発想だし、いい名前だと思っている。


 いつか哺乳虫が登場するサイエンス小説でも書いてみようか。きっと、壮大な物語に・・・・なったりして。

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