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2016/05/30

ニホンモモンガの未来は君たちの肩にかかっている


昨日と今日、一泊二日で、学生の実習「智頭町芦津渓谷のニホンモモンガの調査」に行ってきた。

調査と生息地再生両方の意味をもつ巣箱は、モモンガはもちろん、ヤマネやシジュウカラ、マルハナバチなどび利用されており、何かと面白い実習になった。

モモンガはコウモリに負けないくらい魅力的な哺乳類である。
まー、どんな動物でも、調べてみると実に興味深い姿を見せてくれる。
もちろん、ヒトだってそうだ。

これまでマイクロチップで個体識別してきたモモンガについては、「また会ったね。君はここまで移動するんだね」、「また会ったね。あなたはずっとこのあたりに棲んでいるんだね」、「あ、はじめてお目にかかかったね。お尻(の皮下)にマイクロチップをつけさせてもらうよ」・・・・みたいな出会いになる。


夜は「どんぐりの館」に泊まり「ももんがの湯」に入浴したのだが、私と学生の中の有志は、今回は特別、芦津渓谷の中にある小屋(下の写真.すぐそばにトチノキと渓流があり、ロケーションがヤバイ)に宿泊した。

深夜、車で「どんぐりの館」から「トチノキの小屋」に車で移動する途中、何度かシカに出会った。空の星はとても鮮やかで、学生たちは流れ星をいくつも見つけていた。

小屋の中では、外が結構寒かったのでストーブを燃やし、快適な時間を過ごすことができた。


学生たち諸君よ、ニホンモモンガたちの調査を見学して、またいろいろな生物に出会って何を感じただろうか。ニホンモモンガたちの未来は君たちの肩にかかっている。