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2015/05/04

脱走した子ネズミは、太らせて捕獲する?!

 5月、この時期に出産する動物の一つにアカネズミがいる。

アカネズミの子どもは秋と春に生まれるのだ。
 私が研究用に飼育してきた個体でについて言えば、一回の出産数は3~8頭だ。

 上の写真は、11gの男の子で、生後2週間くらいである。

 子どもが生まれたときに気をつけなければならないことは、それまでに親を飼っていたケージから、親子を、プラスチックやアクリルの水槽のような容器に入れ替えることだ。

 そうしないと、どうなるか?

 子ネズミが、ケージの格子の隙間から外へ出てしまうのだ。
 そして、一度、外へ出た子ネズミを捕獲するのは大変なのだ。

 大人のアカネズミなら、生け捕り用のトラップで簡単に捕まられるのだが、子どもとなるとそうはいかない。

 なぜか?

 それはトッラプの仕組みが、餌を食べにきた個体の重さで留め金がはずれ、蓋が閉まる仕組みになっているからだ。

 そんな時はどうするか?

 部屋の中に子ネズミが好きな餌をたっぷり置いておき、ただただ体重が増えるのを待つのだ。

 そんなことで本当にうまくいくのか?


 経験者は語る、なのだ。