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2016/04/07

森でモモンガとヤマネに会う


先日、鳥取県智頭町芦津のモモンガの森(私が勝手に命名しているだけだが)に行ってきた。

モモンガが2匹、一つの巣箱の中に入っていたり(これは単独性のげっ歯類ではとても珍しい行動なのだ。私は同一巣内同居と名付けてその意味を調べ論文で発表した)、モモンガが去った巣の中に、ちゃっかりとヤマネが入っていたり(まだ冬眠から覚めていなかった)・・・・大変収穫のある調査、大変楽しい探検ができた。




他にも森にはいろいろな魅力スポットがある。
そんな場所では、私は、日ごろの煩悩をすっかり捨てて、素直に、謙虚になって、自然と向き合うのだ。


大学に帰ったら、夜の10時を回っていた。

初春のデータは重要なのでちょっとがんばっているのだが、こういう日が続くと日中、大学で眠いの眠くないの。

さて明日から授業がはじまる。しょっぱなは、モモンガの話からにしようか。森の両生類たち ― アカハライモリ(雄はすでに少数が冬眠から覚めている)やヒキガエル(林床の水溜りに幼生がうようよ見られる)の話にしようか。
モモンガの巣の中に潜んで冬を越していたマルハナバチ(女王だけが越冬する)の話にしようか。

芦津の森は豊かなのである。