今、「先生、○×が▽□しています!」というシリーズ本の第10弾を書いているのだが、野生動物とふれあいとは別な、日々の生活の中でしんどいこともいろいろある(それは誰でもそうだろうが)。
自分の意に反して行動しなければならない時もあれば、体や頭がだるくて仕事がつらい時もある。学生たちに、申し訳ないなーと思うときもしばしばある。
一日の大学での仕事が終わって、何気なく、私の本へのレビュー(感想)を見ていたら、第9弾を読まれた方の一人が次のように書いて下さっていた。
「・・・1年で1冊しか出ないですが、毎年楽しみにしています。
・・・・・・・最後の最後に。体調があまりよろしくないというのが心配です(私が本の導入部にそんなふうなことをちょっと書いていたのだ)が、無理をせず、研究を続けていって下さい。本は楽しみですが、お体が大事です。お大事にしてください。」
私は涙が出た。
第10弾もコウモリやモモンガやヤギが登場し(ほかに、予定ではサカナやイヌやトチノキも)、コウモリの一般的な評判がいまいちよくない中で、これで本を読んで下さった人に「読んでよかった」と思ってもらえるかどうか真剣に迷い、書く力が弱まっていくのを感じつつあるこの頃だった。でも上のような感想を聞いて、元気が出た。
今日の夜、ちょっと頑張って書いてみよう、と思ったのだ。
そして本当に今から書こうと思う。