上の写真は、一見、クマノミが主役のように感じられるかもしれないが、主役はカサガイ(矢印の先)である。
カサガイは、岩についた藻を食べて、水槽の中で自活しているのだ。
水槽の中で、しぶい味わいを演出してくれている。
ところで、最近、このゼミ海産水槽で、カサガイが繁殖していることがわかった。Nさんが、カサガイの稚貝を発見したのだ(下の写真の矢印の先。種名は不明である)。
水底の砂の中に少し埋めるような感じで、ガラス面にはりついていた。
ちなみに、最近、カサガイの歯が「地球上で最強の自然物質」であることが英国王立協会の学術誌に発表された。その歯には、針鉄鉱とよばれる極めて高い高度をもつ鉱物繊維が含まれているのだという。
セミ室で発見されたカサガイの稚貝が、水槽のガラス面をかじって割ってしまったらどうしよう。