先日、大学で実験のために飼育していたユビナガコウモリ(私は、密かに“チーちゃん”という名前にしていた)を、採集した洞窟に返しに行った。
冬はコウモリを飼育するのが難しいのだ。
上の写真は、洞窟に放す前に、最後の餌(ミルワーム)をあげているところだ。しっかり食べて、数が月の冬眠に備えて欲しい、と思ったのだ。
その洞窟に行ったのにはもう一つ目的があった。
それは2年前に採集して足環をつけたキクガシラコウモリが、今年もその洞窟で冬眠しているかどうかを確認したかったからだ。
そのコウモリは1年前は、そこで冬眠していた。さて今年もまたその洞窟で冬眠するかどうか.? それは学問的にも興味深い問題である。
そして調査の結果は、・・・・今年もいた!!
赤い足環を後ろ足につけたキクガシラコウモリが洞窟の奥のほうにぶら下がっていた。
なんと素晴らしい! そしてチーちゃん、元気に冬眠を!