写真の中の、なんだか怖そうな魚、皆さんはご存じだろうか。先日、鳥取市の、とある樋門の前で網に入った。
その正体は、3年間の砂の中での幼生時代を経て、変態し、姿を現したスナヤツメの成体である。
その勇猛な姿にもかかわらず、成体は11月ごろから翌年の3月ごろまでの半年足らずしか生きず、その間、餌は全く食べないと言われている(腸が使い物にならないくらい退縮しているのだそうだ)。
立派な歯は働くことなく終わるというわけだ。
・・・・でも、実は、私はその通説にちょっと疑問を感じている。なぜこれだけ立派な歯が残っているのだろうか? 本当に、その退縮した腸は機能しないのだろうか?