今日のコウモリは、「古墳の中で、一人で越冬する雄(雌はそんなことはしない)の巻」だ。
大学の近く(車で5分)にある里山の古墳では、毎年、一匹の雄のキクガシラコウモリが越冬している。キクガシラコウモリの習性から推察するとかなり高い確率で同じ個体だと思われる(キクガシラコウモリの寿命は20年以上!)。
上の写真は今日見たキクガシラコウモリとは違う。昨年、実験を手伝ってもらったキクガシラだ。
今日は、下の写真の古墳で雄のキクガシラに会ってきた。
古墳の中で、一匹で越冬するコウモリを私は、少なくとも他に4匹知っているが、古墳の中は、洞窟の中とは違って乾燥している。そんな条件で冬眠できるのはキクガシラコウモリだけなのだ。
そして、「一匹」という状態に耐えられるコウモリは、洞窟性コウモリの中では、まずキクガシラコウモリだけだろう。