何かを思い出すときは体の向きと顔の向きと目の向きが一致しなくなる.それは自分の”内側”を探しているからだ.見よ、自分の”外側”に注目してる時のヤギの体と顔と目の方向の一致を!
タイトルの繰り返しじゃないかって?
そうか、確かに。
なんでこうなったのかなー?
理由を思索している今の私の姿勢、これもやはり、写真の右の人物のような感じになっている。脳の内側を探しているからだ。
ちなみに、「体の向きと顔の向きと目の向きが一致していない状態」はサインの機能も果たしていて、相手に、この人は内省して考えているんだ、という情報を与えている。
今から20年以上も前に発表したこの現象と解釈を「小林の思い出し姿勢理論」という。
皆さんも実践してみ。「小林の思い出し姿勢理論」の深さを思い知るだろう。
では、なぜ「手で顔に触れる動作」も起こりやすいのか? とあなたは私に聞かれるだろうか。
いいところに気がつかれましたね。
「ヒトはなぜ拍手するのか 動物行動学から見た人間」(新潮社 2010)の中に、それも含めて詳しく書いています(ホンノセンデンミタイデスイマセン)。