Oくんが、ナマズを釣ってゼミ室の水槽に入れています、と教えてくれたので見に行った。
でかーーいナマズだった。
水槽に入れられて気分が悪くなったのか、食べていたものを吐き出していた。
写真のナマズの下に見えるだろうか。たくさんの、ドジョウが、そして数匹のカエルが水底に横たわっていた。
その大きな口で、丸呑みしたのだろう。食べ物の表面に外傷は見えなかった。
こんなナマズを見たとき人はどんなことを思うのだろうか。
共通しているのは「生きている動物がいる!」という最初の認識だろう。
そして、童話の中の擬人的な”ナマズさん”を感じる人もいるだろうし、鳥獣をも食べる魚といった”未知の巨大生物”ふうの感覚で眺める人もいるだろう。
食べたらおいしそうとか、それを生かした経済的な対象として見る人もいるかもしれない。
私は、地球上の一野生動物として、太いヒゲや食べていた餌なども含めたその形態や行動の意味を淡々と考える。この作業が結構楽しくて深いんだよね。