2016/07/03

ヒキガエルさんよ。私は決してカエルを車でヒキません



今日、ゼミ生のNくんと芦津を経由して沖ノ山を越え、若桜の森に行ってきた。ニホンモモンガの調査だ。

車は、濃霧と小雨の中を進んだが、芦津渓谷の山中から、若桜の森までの約10キロの間で、道路を渡ろうとする16匹以上のヒキガエルに出会った。

おそらくそういう(つまり移動の)季節なのだろうと思いながら、決してヒキガエルと見落としてひいたりしないように集中した(もし車でひいたら、それこそヒキガエルになってしまう。うまい!座布団1枚)。

車からは、カエルは下のような状態で見えるので、それを見落とさないためにはかなりな検出力を必要とする。


ちなみに、アカハライモリも2匹、発見した。

アカハライモリになると、いよいよ小さく、色も道路に似ているのでそれを見つけるには心の目を使わなければならない。
それまでの経験と、鋭敏な感性と、そして思いやりが必要なのだ。

下の写真が、道路を渡っているアカハライモリを見つけたときの窓からの光景、その下の写真が、近寄って行って「ここを横切るときはエリマキトカゲのように猛スピードで駆け抜けないといけないよ」と諭しているところだ。


今日は、シカはもちろんだが、ツキノワグマにも出会った。

いい一日だった。



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