昨日、モモンガの野外ケージに行く途中で出会った光景。
上の写真の左上に写っているセミ(おそらくニーニーゼミ)の抜け殻と、右側、タブノキの幹の表面を伝う棒状の構造物。
なかなかいいね。
”タブノキの幹の表面を伝う棒状の構造物”は、アリ(種類はわからない)が、地面から、約20m上の樹冠までつくったアリの道(トンネル)だ。
樹冠にある栄養価の高い組織を地面下の巣の中に運んでいるのだ。下の写真をご覧あれ。結構立派だ。
樹冠ではどんなことが起きているのか?
アリの道の中ではどんなことが起きているのか?
地面下のアリの巣の中ではどんなことが起きているのか?
その出来事の実態は、ほんのほんの一部しかわかっていない。
もちろん、昆虫だけを考えても、このタブノキは他にもたくさんの種類の昆虫に利用されている。
自然は意外性に満ちている。そう、満ちている。
明日は、この光景に出会った直後、また出会ったセミの抜け殻と、ある生物の「2ショット」をご紹介しよう。