さて、今年も3か月ほど残すばかりとなり、クリスマスが音をたてて迫ってきた。
わたし的にはこれからの時期は、スナヤツメの成体が川をさかのぼりはじめる”スナヤツメ遡上の季節”である。
3年ほどの幼生の時期(下の写真は孵化後1年未満の、長さ4センチ程度の幼生である。水底の砂の中から出ることはなく、目も皮下に埋もれて見えない)を過ごして変態(魚なのに変態するのだ)を生き抜いて長さ20センチ近くなった成体が、来年の春の繁殖のために川を上り、小川に入り、産卵に適した水場を探すのだ。
冒頭の写真、7つの鰓と、本物のきりっとした目、銀色の体。
スナヤツメの成体が網に入ると私はその姿に畏敬の念さえ感じる。ツキノワグマの親子などとは異なる命の輝きがあるのだ。
ポケモンGOの次は、少しだけの装備(水に入る長靴やたも網)も必要だが、リアルモンとのふれあいGOしてはどうか。
新しい体験と出会えますよ。