2015/07/30

私は日夜、環境教育に邁進しているのである




先日、里山生物園テラで生まれた子カナヘビのうち、餌を食べられなくて痩せてしまった2匹を大学に連れて帰ってきたお話をした。野に帰す前に、研究室でシロアリを中心にした食事で(?)太らせたという話だ。

チビカナヘビのお腹を膨らませろ(動画)

 さて今日、その子カナヘビを大学の裏山に放そうと、容器に入れて階段を下りていたら、印刷室の前で学生達に聞かれた。「先生、何が入っているのですか?」

 私は手短に、かつ丁寧に事情を説明したのだが、成り行きで、その子トカゲを見せることになり、印刷室に入って容器を空け、私の手の上に乗せて見せてあげた。
 学生達は「はじめてみた。かわいい!」「ほんとかわいい!」と連呼して子カナヘビを見ていたのだが、そのうち、容器の中のダンゴムシやワラジムシにも目が向き、それらについても質問しはじめた。

 私はこれはいいことだと思い、彼らの子育ての話や、幾つかの面白い習性について話し、最後に、「どう、自然は驚きに満ちている、だろう」と締めくくって、印刷室を出た。

 どうですか、私はこのように日夜、学生への環境教育に心を砕いて実践しているのである。


オシマイ

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