間もなくはじまる授業の用意という意味もあり、今日は、ある、私がこれまで出会ったことがない動物を探しに行った。ある程度その居場所にはあてがあった。
結論から言うと、残念ながらその動物(それが何か聞かれたい方もおられるかもしれないが、私が出会えるまで内緒にする)には会えなかったが、いろいろな生物と接することができて充実した午後を過ごすことができた。
“いろいろな生物”の一つ目は、・・・・サクラである。
上の写真を見たいただきたい。サクラの花がスギの周りをきれいに飾っているように見える。麓に住んでおられる人たちはきっとサクラを大切にしておられるに違いない。
しかし!
私は、実は、昔から(物心ついたころ、くらい昔から)サクラにはちょっとした違和感をおぼえてきた。
野生を愛する自然児の私には、サクラが、人に寵愛され保護され改良されてきた、ちゃらちゃらした半人工物のように感じられていたのだ。
でも最近、その認識を改めるような事実に出会い、考えを変えつつあった。そして今日、それが決定的になった。
下の写真を見ていただきたい。どう考えても(ほぼ)野生の自然のなかのヤマザクラは人が植えたものではないだろう。自力で増えたのだ。おそらく林床には、まだ花を咲かせないヤマザクラの幼木が伸びてきているに違いない。
完全に人の行為が影響を与えてないとはいえないが、でもまー、ヤマザクラは自力で生存と繁殖をやってのけているのである。彼らなりの戦略でがんばって生きて増えているのだ。・・・まーそういうわけだ。