2015/08/25

早すぎる!鳥取へのユリカモメの飛来

浦富海岸に降り立ったユリカモメ


集団の中には明らかに今年生まれたと思われる幼鳥も見られる

今年も、極東ロシアで繁殖を終えたユリカモメたちが、南へと旅立ち日本にやってきた。
 うん。それは事実だ。でも一言、言いたい。

 「早すぎるでしょ!」

 ユリカモメは、春、夏にロシア極東北部で繁殖し、越冬するために暖かい南に渡りをし、そして日本にやってきた、というわけだ(集団の中に、今年生まれた、体全体がまだ黒っぽい幼鳥が含まれているのはそのせいだ)。
 だからいつもは早いときでも9月になってからやってくるのだが、今年は、まだ8月だというのに、もうやってきたとは。

 でも、今年の夏を振り返り(まだ終わってはいないが)、この現象もなんとなくわかるような気がする。

 私にとっては今年の、7月の終わりから8月の初旬にかけての毎日は・・・・暑かった。
 だから、8月の中旬になって少し暑さが和らぐと、あー、もうピークは去ったな、と自然に感じてしまったのだ。もうこれからは秋まっしぐらだなー、と。

 こんな、一種の気候変動が、北半球(少なくとも極東)で起こっているとすれば、ユリカモメも、(8月の後半に)「そろそろ秋ね。じゃーみんな南へ渡りましょう」となっても仕方ないかもしれない。

 気候変動には注意しなければならないが、でもまー、とりあえずは、ユリカモメたち、ようこそ!お疲れさん、だ。


 今年も君たちの観察で私も楽しませてもらうよ。

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