今日は、先日私が、鳥取砂丘の近くの岩場から、ゼミ室の水槽に連れて帰ったアメフラシの話である。
岩場は多少荒れていた。しかし、もちろん、そんな荒れた海に弱気になるような私ではない。縮れたコンブのような海藻(名前は知りません)の中を探ると、予想通り小さ目のアメフラシ(詳しい名前は知りません)が隠れていた。
そう、私は知っていたのだ(私くらいになると当然のことだ)。この時期、アメフラシが産卵のために浅瀬に上がってくるのを。
そして、ゼミ生たちが待つ部屋に入ると、(予想に反して、だれもいなかった・・・)早速、アメフラシと小さなムラサキウニを、クマノミやホンソメワケバラ、イソギンチャクたちが暮らす水槽に放したのだ。
ちなみに、餌は、私がスーパーで飼ってきた「干し青海苔」を水で戻して与えている。これなら食べるだろうと私が予想し、アメフラシは予想通り食べたのだ(なんか、動物の行動の予想はばっちり当たるのに、ゼミ生の行動の予想は外れる。やはり小林ゼミの学生は、ちょっと変わったホモサピエンスなのだ)。
そして水槽に入れてから約10日目、めでたくアメフラシは産卵したのだ。
やはり予想通りだ。
アメフラシの産卵を記念して、アメフラシが、これからの進むべき道を探して考えあぐねている場面の動画をお見せしよう。
こんな映像、他ではちょっと見られませんよ。