2015/10/09

ノーベル医学生理学賞と大学のヤギ「メイ」


 先日の、大村さんのノーベル医学生理学賞には感動した。

 私も生物学を専門にしているが分野はかなり違う。でも、その育ちや、(テレビの映像を通して伝わってくる)お人柄などに共感や尊敬の念を感じた人は多かったのではないだろうか。私もその一人である。

 ところで、私が勤務する公立鳥取環境大学にある学生サークル・ヤギ部の「メイ」と呼ばれているヤギは、体が細い。

 獣医さんに調べてもらったところ、体内に寄生虫が多く、それも一因だろうと言われた。
 
 さっそく私は、メイに、寄生虫駆除の薬を与えている。
 
 それが、大村さんのノーベル医学生理学賞にどんな関係があるんだ?ですって。
いやそれがおおありなのだ。

つまり、こういうことだ。

 大村さんのノーベル賞受賞につながった、ある細菌が生産する抗寄生虫物質「エバーメクチン」こそ、まさに私が、メイに与えている物質なのだ。

 新聞で「エバーメクチン」という物質名を聞いて、ピンときた。
 大学で確認したらやはりそうだった。
なにやら大村さんの受賞が身近に感じられた。

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