森で出会った・・・・うーー、何と呼べばよいのか。
写真を見ていただきたい。
きっと長ーーい年月を生き抜いて命を閉じた天然の杉だろう。その上にコケやシダ、ツルアジサイやドウダンツツジ、ブナなどの胞子や種子が舞い降り、養分をもらい育っているのだ。
やがてドウダンツツジやブナなどは根を地面までしっかり下ろし太くなり、自分で立って大木への道を歩みだすのだろう。
写真のピントが少々ずれているのは、私もカメラも、その生命の姿を前に、真正面から客観的に見つめるのをためらったせいかもしれない。