卒業していったゼミ生たちが巣箱に描いた絵(の一部)
5月14,15日の芦津モモンガエコツアーのときにあった出来事だ。
これは今年の春、全国に旅立っていった小林ゼミの学生諸君に伝えておかなければならない、と思うのだ。
「ゼミの最後の思い出に」と、2月に行った芦津で(涙が出てくるなー)、みんなで絵を描いて取り付けた巣箱に、なんとモモンガが3匹も入っていたのだ(参加者の人たちが「この巣箱、なんかいろいろ描いてある・・・・」と話題になっていた)。
ちなみに、このような、成獣が同一巣内に入る行動は、私が「巣内同居」と名付けている現象で、この時期に3匹の巣内同居は珍しい。
もちろん私の指導がよかったからだろうが、みんなが巣箱の表面に書いた絵もモモンガをひきつけたのかもしれない。
私には、巣箱から出てきたモモンガがこう言っているのが聞こえるようだった。
「なんだよー、せっかく入ってやったのによー。放せー、放せー」
確かにしばし不自由な思いをさせるかもしれないけど、まー実験が終わったらまたここに放してあげるから。それに大学の野外ケージではヒマワリというそれはそれはおいしい魔法の食べ物も食べられるし。
モモンガエコツアーに参加してくれたIさんが撮ってくれた写真