引越しは、仕上げの段階になってからが大変だ、とよく聞くが、確かにそこらじゅうに隠れていた小物が次から次へと現れ、なかなか減ってくれない。
ところで、今日、低いテーブルを持ち上げると、下に上の写真のようなかたが突然現れた。鱗までしっかり作られたヘビで(腹側も実物に似せてよくできている)、一瞬、私の心臓は強く拍動した(要するにドキッとしたのだ)。
ああ、そういえばこんなものを買ってきたことがあったなー、と思い出し、断捨離しようと、3階のゴミを捨てる場所に持って行ったのだが、そこで、思いやりあふれる私の脳は考えた。
このまま燃えるゴミの箱に入れたらどんなことが起こるか。
ゴミを集める人が、突然、引き出したゴミ箱の中でこんなものを発見したら・・・・・。
そこで私は、ゴムでできたこのヘビを、下のように細切れにして、目も切り取って、それからゴミ箱に捨てたのだ。
さて、他のゴミもすべてしっかり分別し、また片付けに研究室に戻ろうとした私の●●な脳に、またある思いが湧いてきた。
こんなに思いやりのある行動をしたのだから、これをブログで多くの方々に周知しないてはない。・・・という思いである。
それはそうだ。脳はそう答え、またゴミ捨て場に引返し、箱の中から細切れにしたヘビの断片を拾い集め、目も糊でくっつけ、そして写真を撮ったのだ(そうしないとブログに書けない!)。それが冒頭の写真なのだ。
ゴミ箱の中からはすべての断片が拾い出されたわけではなかった。どうしてもいくつかは残ってしまった。だから写真のヘビ、ちょっと体が短くなってしまったのだ。