大学の中庭のシダレザクラが見事な花を咲かせた。
見るからにシダレザクラーーーという感じだ(ドンナカンジジャ)。
そして、先日、学生のIさんが、研究室を訪ねてくれて、私が「へーっ」と言う事実を教えてくれた。
なんと、先にお話したシダレザクラの幹に、キツツキが巣をつくっている(!)というのだ。
幹に開けられた入り口から出ていく鳥を何回か見た、というのだ。
Iさんは、その鳥が幹の表面を嘴でたたくのも見ているらしく、鳥は“キツツキ”だと判断したのだろう。
私は、Iさんの話や大学のシダレザクラに巣をつくったという状況等から考えて、キツツキの種類は「コガラ」だと判断した(後で私も観察してその推察が正しかったのを確認した)。
大学キャンパスの中央のシダレザクラにコゲラが巣をつくった。
すばらしい話ではないか。
さて、大学内でのコゲラとの最初の出会いは、もう6年ほど前になる。
コガラが私のゼミの教室に入ってきたのだ。やはり春だった。
おーっ、キツツキが入ってきたか!助けてやって、ちょっと観察させてもらって、逃がししてやろう。
学生たちと網をもってやさしく部屋の隅に移動させ、めでたく捕獲した。
コゲラはとても愛らしく、足の構造とか(木の表面を移動しやすい特別な構造になっている)、嘴の形態、翼の構造など皆で見た後、Yくんが、ゼミ室の窓から放してやった。
その瞬間をとらえたのが、下の写真である(連写など使っていない。瞬間の勝負だ。スバラシイ)。もちろん写真を撮ったのは、わ・た・し、である。
そして今回、いよいよコゲラが校内の木、それもシダレザクラに巣をつくったというわけである(今、思いついたのだが、そのシダレザクラを、私は、コゲラザクラと呼ぶことにしよう)。
あーっつ、これからの出来事が楽しみだ。
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