春になって、大学もはじまり、ヤギ部の部員たちも本格的に(?)活動をはじめた。(一番上の写真がその一幕だ)
私は、遠くからそんな部員を見かけてその渦に入っていった。すでに仕事は一通り終わっていた。
きれいに掃除された小屋の中のヤギたちに「小屋がきれいになってよかったなー」とかなんとか声をかけながら、キャベツをあげた。
そして、そのときに気づいたのだ。コハルはキャベツを口の左側でしか噛まないことに。(下側の写真がそれだ)
なぜだろうと考えていた、ちょうどその時、部員のIさんが、私に言ったのだ。
「先生、コハルの歯がまた抜けたんですよ。前歯と右の歯がほとんどなくなっています。」
もちろん私は思った。あーっそうか。それで、コハルはキャベツを口の左側でしか噛まないのか、・・・・と。
もうコハルは10歳をかなり越えている。
歯が抜けるのもしかたないのだろう。
右の歯がしっかり残って、しっかり食べて、長生きしてくれよ。なーっ、コハル。祈るように思ったのだった。
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