知り合いにHさんという、オブジェ作りの達人がいる。
たとえば動物の場合だと(ちなみにHさんの専門は、まったく「動物」ではない)、対象を見ていると、手が勝手に動いて写真にあるようなものが次から次へとひねり出されるのだという。
私はHさんのこの才能が広く認められ、経済的にも利益がひねり出されないだろうかと、今は研究室に置いてあるこれらの動物を見るたびに思うのである。
どなたか、これらの動物たちのどれかを、たとえば¥2000というお得な値段で購入したいと思われる方はおられないだろうか。
それは、日本の動物の文化が広がることにつながるのだ。