ヤギ部前部長のKさんからヤギ便りが届いたので紹介したい(ブログのネタにさせていただきたい)。
ちなみに上の写真の、ヤギたちに囲まれている人物がKさんであり、文章の下の写真の、仔ヤギに絡まれて、足を捕まえられているのもKさんである。
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2015年9月19日(土) 天気:晴れ
夏休みがそろそろ終わるシルバーウィークの初日、たまたまバイトが早く終わったので夏休み中ずっと会ってなかったヤギたちのもとへ。私の姿を見つけると、皆が私の近くに寄って「めぇめぇ」と鳴く。小屋の近くのベンチに座ると、触ってと言わんばかりに、きなこ、あずき、メイちゃんがベンチに乗ってくる。そして、私に近づいて来ると、好き勝手に私の服や髪、バッグを食べようとする
(特に、きなこが)。そんないつものスキンシップ?を終えて、私はそろそろ帰ろかと思い、ヤギ柵の入り口に戻ろうとした。
すると、柵の外で見ていた一人の女性が「ヤギと何をされていたんですか?」と私に声を掛けてきた。話を聞いてみると、彼女はヤギにとても興味があるということなので、ヤギ柵内の見学をしてもらうことにした。ちょうどこの日は大学内でイベントがあり、それで彼女は偶然ヤギを見つけて興味を持った人なのかと最初は思っていた。しかし、話を聞くと、なんと驚くことに彼女は京都学園大学のヤギ部の部員であった!彼女は環境大学のヤギを前々から見たいと思い、今日思い立ってはるばる5時間かけて来たらしい。けれど、柵の中に入れず外から見ていたところ、偶然にも通りかかった私と出会ったというのだ。「こんな偶然ってあるんですね。」と二人で笑いあった。
京都学園大学は、私が次の部長になると決まった頃にヤギ部同士ということで互いの大学の訪問などの交流をしていた。その訪問以来、交流がぱったりと切れてしまい、私の中でとても心残りになっていたのだ...
それが、今日また新たに交流をするきっかけが出来たのだ!彼女は今中心で活
動をしている代らしく、様々な話をした。ヤギのことについて話している時の彼女の瞳はキラキラしていて、「自分も昔はこんな風に見えていたのだろうか」と心の中で思った。私はもちろんヤギは大好きだが、部長の役目を終えてから何か燃え尽きたようなそんな感じであった。けれども、彼女と話しているうちに、「やっぱり私はヤギ部が大好きなんだなぁ」と思った。
だんだん日が暮れてきて、彼女も京都に帰るということなので、見送ってさよならをした。今日の出会いは思いがけない出来事であったが、ヤギを通じて人と繋がる、なんて素敵だろうと思った。そして、この出会いは私に改めてヤギ部について考えさせてくれるきっかけとなった。私は、自分にとって大切な居場所であったヤギ部を守っていきたい。ヤギ部の部員として出来ることを残りの学生生活でやっていきたい。そんなことを考えながら、私は夕暮れのなか家に帰っていった。
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