先日、ゼミ生のMくんと、Mくんが卒業研究の対象にしているホンヤドカリの行動の観察と、採集のために浦富海岸に行ってきた。
潮だまりにはたくさんのホンヤドカリがいて、忙しそうに動き回っている。
とてもきれいな貝(例えば上の写真のような)を背負っているヤドカリもいれば、・・・・そうでないヤドカリもいる。
まー、それはそれとして、私は、ヤドカリは、たえず自分の体にぴったりの(ちょうどの大きさで、軽くて丈夫な)貝殻を探している(か、餌を食べている)というイメージだったのだが、今回、ちょっと別な発見をした。
もちろんヤドカリは、自分の本体を守るために貝殻を背負う(その中に入る)のだが、自分の身を守るために重要な、別の観点からの戦略があったのだ。
それは、浅い潮だまりでは、鳥やコバヤシに捕獲されないために、「底の窪地の奥へ入っていき、他のヤドカリの下に隠れる」ということだ。
そりゃあ、下に隠れているほうが安全だよな。浅い潮だまりのヤドカリたちは、他のヤドカリの下へ潜ろう潜ろうとしていた。
その行動を撮ったのが下の動画だ。
快晴、ちょうどいい気温で、波の音を聞きながら、いい一日だった。