今年も卒業式が近くなってきた。
昨年の3月、卒業式の日、私は学科長として、卒業する皆にはなむけの挨拶をした。
その挨拶の最後に、卒業生たちが記念植樹をしてくれたヒメイチゴの木を、しっかり見守っていきますよ、と言った。約束したのだ。
私は、この1年、その約束を守った。
ヒメイチゴの木の傍を通るときは、木の様子を、元気かどうかを見てきた。
そして、その記念のヒメイチゴが1月に花を咲かせたのだ。
その成長を見守ってきた私には、その花は、格別に見えた。
ひたむきで、芯があり、粘り強く、そして可憐なのだ。
「卒業生たちとの約束」、ちょっとカッコつけすぎた。でも本当のことだからこのままにしておこう。
でも、ちょっと迷う。
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