20150205
上の写真は、「ある晴れた日の家の前の道」である。
ちょっとした用事で、近くのコンビにまで歩いていき、帰りに、家の近くで出会った光景である。
体調もよく、なにか、正月のすがすがしい朝、のような、うれしい気持ちになった。
別な場面で言えば、私がまだ小学生のころ、父と兄二人と、晴れた日曜日の朝、山仕事に出かけるときのすがすがしさ、とも重なる。
教員をしていた父は、休みにしか仕事ができないので、日曜日ともなれば、山の仕事や田んぼの仕事を、集中してやっていたのだ。もちろん、我々さん兄弟は、全員、容赦なく手伝わされた。でも、あまり嫌だと思ったことはない。それに、おかげで、今、山の手入れ、稲の作り方、一通り、体に染み付いて分かっている。
こんな時間を感じられることは本当に嬉しいことだと思う。
でも、今の私には、和やかな家々の風景と同時に、それとはちょっと違った世界も目に(正確には脳へ)入ってくる。
皆さんは、写真の左、2/3上と、ちょっと右、真ん中の高さくらいのところにいる鳥に気がつかれただろうか。ヒヨドリたちだ。
ヒヨドリたちが互いに鳴きあいながら、飛び交っていたのだ。そこには明らかに、懸命に生きるかれらの社会があるのだ。かれらも、必死に行動したり、ゆったりとした時間を過ごすこともあるだろう。
そんな世界が見えてくると、「ある晴れた日の家の前の道」の風景は、また深みと面白さを増すのである。
オシマイ
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