数日前の、寒い日のことである。
大学のヤギたちのために、丸ごとのキャベツを買ってきたやった。
ヤギたちは皆、小屋の中で、部員が毎日与えているフェレットの餌と、数種の干し草を、「ちょっと飽きたのよねー」という様子で食べていた。
そこへ私が、キャベツと、放牧場の周辺で取ってきたスダジイやアラカシ、アカマツの葉を抱えて入ってきたものだから、大変だ。
我先にとかじりついてきた。
私は、交通整理をやるような気持ちで、(脚に負傷をしている個体を優先しながら)「ハイ、クルミはこっち、ハイ、コムギはこっち、ハイハイ、メイにもあるよ。大丈夫、ハイ。キナコはこっちだよ・・・・」といった調子で餌を与えていった。
さて、餌はなくなり、私は、しばし、ヤギたちと話をした後、小屋を後にした。
後ろで音がしたのだ、振り返ると、そこには、私を見つめるメイの姿が。
ごめん、もう餌はないんだ、と言っても、メイは私をじーっと見つめたまま動かない。
皆さんなら、写真のようなヤギに見つめられたらどうしますか?
そこで一句。
そんな瞳で、見られたらわたしゃ、どうすりゃいいの。
字余り、というか、字滅茶苦茶。
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