小林朋道公式ブログ:動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。 主な著書は『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『通勤電車の人間行動学』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』など
2015/12/29
冬の里山(動画)
動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。主な著書は『通勤電車の人間行動学』、『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』、『ヒトの脳にはクセがある』など
2015/12/12
里山生物園でのトカゲたちのちょっとした感情的トラブル?
以下の記事は、公立鳥取環境大学まちなかキャンパス「里山生物園」FaceBookに書いた記事である。ちょっと見てもらいたい。
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まずは上の写真を見ていただきたい。
ニホントカゲとニホンカナヘビのニアミスである。
これは大変貴重な写真である。里山生物園だからこそ遭遇できた場面だ。
お互い相手をどう認知しているのか。実は、この遭遇の前にちょっとした出来事があったのだ(何があったかを知りたい方は私のブログ「ほっと行動学」の動画を見ていただきたい。数日うちにはアップするので)。
そしてこのあと、なんと体格で劣るカナヘビがトカゲを追い払うのだ。
ちなみにこのカナヘビはこのFacebookでもよく記事を書いてくれているKWくんが家で大切に飼っていた“みどりちゃん”という名の個体である。
ところでKWくんは、みどりちゃんのために、暖房用のライトを買ったそうだ。それをテラに設置するそうだ。どんな風景になるか楽しみだが、少し心配だ。里山が「渋谷」のようになったりして。そしたらみどりちゃんは里山の純朴なカナヘビから、都会の、土をさわるのもいやがる女の子になるのだろうか。
そういえば生物部の面々の間で最近、不穏な動きがある。
アクア、テラとは異なった第三の里山生物園をつくろうとしているらしい。
なんでも、その生物園は、トロピカルなビーチを再現した、華やかなリゾート地のようになるという噂も聞いている。アクア、テラ、そしてトロピカルシティー・・・・? 私は心配だ。
TK
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記事の中に出てくる「ほっと行動学」が、このブログなのだが、写真にある“眼付けニアミス”の前にあった“ちょっとした出来事”というのが下の映像である。
動画には、まちなかキャンパスのキャンパス長である加藤さんが、トカゲに餌を与え、そのそばで「なんであいつだけが餌を食べてるんだ、俺のほうはどうなるんだ!」とばかりにトカゲをガン見しているカナヘビの姿が映っている(途中で「あっ、そう」とばかりにプイッと顔を背けるみどりちゃんの姿も映像はとらえている)。
みどりちゃんは、この時、トカゲ(一応名前はポチだったかなんだったか付いている)に対し「あいつがいると私は餌が食べられない」みたいなことを感じたのかもしれない。ナンチャッテ
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2015/11/22
ペンタ、GM(グリーンモンスター)に襲われる!
ペンタ危うし!
しかし、ペンタも頑張った。
そしてやがて、ペンタは、オカヤドカリが、相手を威嚇するときなどに発するといわれている声(脚を殻の内面にこすり付けて出しているのだろう、とか推察されているが本当のところは分かっていない)発しはじめた。
「やめろ、向こうへ行け!行かないと・・・・・特に何にもしないけど・・・、」
みたいな感じだろうか。
下に、声を発するペンタの動画を載せてた。
やがてGMはペンタの頑張りに、乗っ取りを断念して去っていったのだった。
ちなみに、こういった乗っ取りによって、貝殻から放り出され殻を奪われる場合もときどきあるのだという。
いや、ペンタはよく頑張った。
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2015/11/15
オカヤドカリが脱皮した!
飼いはじめて半月ほどになるオカヤドカリの一匹、オカちゃんが、このたび、めでたく脱皮した。
最初その光景を見たときは、ぎょっとした。いったい何が起きたんだ。オカちゃん、こんな姿になっちゃって!
ところがオカちゃんがいつも入っていた貝殻をみると、中には元気そうなオカちゃんがいるではないか・・・。そしてすべてを理解したのだ。私は。
でも不思議なこともいろいろある。たとえば・・・なぜ、オカちゃんの脱皮殻の“下半身”(生物学的には腹部)が無いのか?
私の予想は、「下半身脱皮殻はオカちゃんが、食べたのだろう」だ。
ちなみに、脱皮殻や脱皮皮(古くなった皮膚)を食べる動物は少なくない。アゲハチョウの幼虫、コオロギの仲間、ザリガニの仲間、カエル、イモリ、・・・・脱皮した組織に残っている栄養分を無駄に捨ててはしまわない、ということだろう(ではなぜ上半身は食べなかったのか?硬い過ぎたから?)。
また、脱皮して一回り体が大きくなっているはずなのに、なぜ、元の貝殻にぴたっと入り込んでいるのか、等々。
脱皮のお祝いに、一回り大きい貝殻を上げてみよう。
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2015/10/06
これはムササビの仕業に違いない!
先日、芦津渓谷の森にニホンモモンガの調査にYくんと行った。
大学の野外の大きなケージに放す実験用の個体を捕獲することも今日の目的の一つだった(目的は達成された)。
巣箱をチェックしていたとき、上の写真のような、巣箱の穴を大きくしようとしたと推察される動物の痕跡を目にした。
私はそれはムササビの仕業に違いないと思った。
理由は;
1.もとの穴の大きさよりもっと大きい入り口を求めるのは、モモンガより大きな樹上性のげっ歯類である。
2.穴を大きくしようとして、これだけ力強く板をかじることができる樹上性のげっ歯類は、ムササビ以外に思いつかない。
さらに、私は以前、その調査区で、ムササビの頭骨を拾ったことがある。
下の左の写真はそのときの写真だ。
これがなぜムササビの頭骨といえるかと言うと、・・・右側の写真を見ていただきたい。
3つ並んだ頭骨のうち、一番左がシベリアシマリスのもの、真ん中の頭骨がニホンモモンガのものだ。モモンガの頭骨は、ずんぐりしていて、鼻先が短い。木から木へと滑空するげっ歯類には、そのほうが都合がよいのだ。
そして、一番右の頭骨は、モモンガを一回り大きくしたムササビの頭骨ということになるのだ。
そして、上の写真だ。
きっとムササビが、よい巣になるかもしれないと考え、自分が入れるようにと穴を一生懸命に齧ったのだろう。
でもムササビは途中で気づいたのではないだろうか。
仮に、自分が入ることができたとしても、その巣は小さすぎる!と。
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2015/09/21
君らに罪はないのだけれど
先日、スナヤツメの生息地に行ったら、上の写真に写っている動物に会った。
特定外来生物にも指定されているヌートリアの子どもである。
あどけない顔をして寝ていた(私は自然の中で気配が消せるので、こうやって近づくことができる。ときどき気配を消すと、幽体離脱のような気分になることがある)。
1930年代に毛皮を取るために、原産地である南米から移入され、軍隊の防寒服に多く利用されたという。
その後、野生化し、現在、イネをはじめとする農作物を食べ、希少植生も破壊する害獣として駆除対象になっているというわけだ。
もちろん私は、人間自らが引き起こした外来種問題には、人間が心の痛みをしっかり感じながら、外来種を減少させる必要があると思っている。そして授業でもその必要性を話している。
そんな私がこのときどうしたか。
消していた気配を沸き起こし、ヌートリアに近づいていった。ヌートリアは私に気づいて慌てて逃げていった。
自分のとった行動をどう解釈するのか・・・自分にもわからない。
特定外来生物にも指定されているヌートリアの子どもである。
あどけない顔をして寝ていた(私は自然の中で気配が消せるので、こうやって近づくことができる。ときどき気配を消すと、幽体離脱のような気分になることがある)。
1930年代に毛皮を取るために、原産地である南米から移入され、軍隊の防寒服に多く利用されたという。
その後、野生化し、現在、イネをはじめとする農作物を食べ、希少植生も破壊する害獣として駆除対象になっているというわけだ。
もちろん私は、人間自らが引き起こした外来種問題には、人間が心の痛みをしっかり感じながら、外来種を減少させる必要があると思っている。そして授業でもその必要性を話している。
そんな私がこのときどうしたか。
消していた気配を沸き起こし、ヌートリアに近づいていった。ヌートリアは私に気づいて慌てて逃げていった。
自分のとった行動をどう解釈するのか・・・自分にもわからない。
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