小林朋道公式ブログ:動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。 主な著書は『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『通勤電車の人間行動学』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』など
2017/11/02
なんという赤! ナンバンキセルの葉だと思うけど。
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植物
動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。主な著書は『通勤電車の人間行動学』、『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』、『ヒトの脳にはクセがある』など
2017/09/14
ヤギの放牧場の一角に広がるエノコログサの原、金色に輝いて結構、いいんだよね。
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2017/08/15
知ってました。私が日本エアープランツ協会の会長であることを?中米で現地の野生アエープランツも見てきました。ちなみに現在の会員は私を入れて4名です。
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2017/08/03
植物は光を求めて生きている・・・ことがなんとなく実感できる光景だったのだ
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2017/05/06
今日、森で出合った植物。ギンリョウソウという名の種子植物だ(キノコではなくチュウリップと同じ仲間だ)。しかし、葉緑体をなくし、枯葉などの分解物を吸収して生きている。白馬の群れ(ただし首から上)のようにも見えるではないか。
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2016/04/03
サクラを見直した
間もなくはじまる授業の用意という意味もあり、今日は、ある、私がこれまで出会ったことがない動物を探しに行った。ある程度その居場所にはあてがあった。
結論から言うと、残念ながらその動物(それが何か聞かれたい方もおられるかもしれないが、私が出会えるまで内緒にする)には会えなかったが、いろいろな生物と接することができて充実した午後を過ごすことができた。
“いろいろな生物”の一つ目は、・・・・サクラである。
上の写真を見たいただきたい。サクラの花がスギの周りをきれいに飾っているように見える。麓に住んでおられる人たちはきっとサクラを大切にしておられるに違いない。
しかし!
私は、実は、昔から(物心ついたころ、くらい昔から)サクラにはちょっとした違和感をおぼえてきた。
野生を愛する自然児の私には、サクラが、人に寵愛され保護され改良されてきた、ちゃらちゃらした半人工物のように感じられていたのだ。
でも最近、その認識を改めるような事実に出会い、考えを変えつつあった。そして今日、それが決定的になった。
下の写真を見ていただきたい。どう考えても(ほぼ)野生の自然のなかのヤマザクラは人が植えたものではないだろう。自力で増えたのだ。おそらく林床には、まだ花を咲かせないヤマザクラの幼木が伸びてきているに違いない。
完全に人の行為が影響を与えてないとはいえないが、でもまー、ヤマザクラは自力で生存と繁殖をやってのけているのである。彼らなりの戦略でがんばって生きて増えているのだ。・・・まーそういうわけだ。
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2015/10/21
カクレミノの流産
よくない出来事だが、「流産」という現象がある。
子宮内で、何らかの理由で発生が滞った胚を、母親の体が、それ以上の栄養を与えることをやめて、体外に出してしまう現象である。
より多くの、繁殖まで育ちうる子どもを多く残すことが、進化の結果、生き残る必要条件だから、流産は、現在生き残っている哺乳類が共通してもつ体の組みなのだ。
上の写真は、カクレミノだ。
天狗が、ギザギザの形をした葉っぱを頭にのせて呪文を唱えると、姿が見えなくなることから、この名前(カクレミノ)がついた、と聞いたことがある。
ところでこのカクレミノをご存知の方は、9月の中旬ごろから、カクレミノが、下の写真のような、熟していない実のようなものをたくさん地面に落とすのを知っておられるだろうか。
これは、流産の植物版とでもいえる現象なのである。
つまり、成長が思わしくない胚(めしべの中の子ども)に栄養を与えるのをやめ、切り捨てているのだ。その結果、力強く成長している胚が残るというわけだ。
生きるということは、死も含んだ営みなのだと私は思っている。
動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。主な著書は『通勤電車の人間行動学』、『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』、『ヒトの脳にはクセがある』など
2015/09/21
アグリフォレストリーをご存知ですか? ではアグリナチュラルフィールドは?
皆さんは「アグリフォレストリー」という言葉を聞かれたことがおありなるだろうか?
「アグリフォレストリー」とは、日本語では「農林複合経営」と訳される農法の一形態だ。
樹木の間に畑をつくり、樹木からの恵み(果実や木材など)と畑の穀物の恵みの両方を得ようとする農法で、世界のさまざまな地域で伝統的な農法として営まれてきた。
一方、近年、環境問題の進行に伴ない、この農法が見直されている。
その理由の一つは、それが、森を広範囲に破壊することなく、森の生態系の力を味方につけて行う農法だからである。
森の木々から落ちる葉や枝は、作物にとっての(有機)肥料になり、森に棲む昆虫をはじめとする動物が形成している食物連鎖を中心とした生態系は、作物を荒らす害虫が大量に発生するのを抑制する(そこには、その害虫の捕食者が必ずいるからである)。
さらに、森の地面は、木々の根などの力によって保水や保土がなされ、降った雨を長く耕作地の地面に保っておいてくれたり、激しい雨や風によって土壌が流れてしまうの防いでくれるのだ。
確かに短いスパンで見たときの収穫量は近代的な農法にかなり負けるが、長い目で見たときの収穫量や、なにはさておき、安全で環境を保全するという意味で、潜在的に優れた要素を秘めた農法だと言える。
ちなみに上の写真は、わが家(借家だけれど)の庭の作物である。
そしてこれらの作物は、森ではないが、雑草と呼ばれる自然植生と混じって育ち、実をつけているのだ。これはアグリフォレストリーの親戚にあたるアグリナチュラルフィールド農法なのだ(今私が思いついた名だ)。
このようにして育ったナスビやピーマンやミニトマトは、確かに野生の味がして美味しいし、害虫は、雑草の中に潜んでいるカマキリなどが捕食してくれる。
もちろん、意識してこうなったのではなく、手入れが間に合わずにこうなったのだ。でも、そのおかげで私は、アグリナチュラルフィールド農法を発見することができた。素晴らしい。
まー、いろいろとご意見もあるでしょうが、ここは一つ寛大な心で。
オヤスミナサイ。
「アグリフォレストリー」とは、日本語では「農林複合経営」と訳される農法の一形態だ。
樹木の間に畑をつくり、樹木からの恵み(果実や木材など)と畑の穀物の恵みの両方を得ようとする農法で、世界のさまざまな地域で伝統的な農法として営まれてきた。
一方、近年、環境問題の進行に伴ない、この農法が見直されている。
その理由の一つは、それが、森を広範囲に破壊することなく、森の生態系の力を味方につけて行う農法だからである。
森の木々から落ちる葉や枝は、作物にとっての(有機)肥料になり、森に棲む昆虫をはじめとする動物が形成している食物連鎖を中心とした生態系は、作物を荒らす害虫が大量に発生するのを抑制する(そこには、その害虫の捕食者が必ずいるからである)。
さらに、森の地面は、木々の根などの力によって保水や保土がなされ、降った雨を長く耕作地の地面に保っておいてくれたり、激しい雨や風によって土壌が流れてしまうの防いでくれるのだ。
確かに短いスパンで見たときの収穫量は近代的な農法にかなり負けるが、長い目で見たときの収穫量や、なにはさておき、安全で環境を保全するという意味で、潜在的に優れた要素を秘めた農法だと言える。
ちなみに上の写真は、わが家(借家だけれど)の庭の作物である。
そしてこれらの作物は、森ではないが、雑草と呼ばれる自然植生と混じって育ち、実をつけているのだ。これはアグリフォレストリーの親戚にあたるアグリナチュラルフィールド農法なのだ(今私が思いついた名だ)。
このようにして育ったナスビやピーマンやミニトマトは、確かに野生の味がして美味しいし、害虫は、雑草の中に潜んでいるカマキリなどが捕食してくれる。
もちろん、意識してこうなったのではなく、手入れが間に合わずにこうなったのだ。でも、そのおかげで私は、アグリナチュラルフィールド農法を発見することができた。素晴らしい。
まー、いろいろとご意見もあるでしょうが、ここは一つ寛大な心で。
オヤスミナサイ。
動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。主な著書は『通勤電車の人間行動学』、『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』、『ヒトの脳にはクセがある』など
2015/07/09
ネジバナを知っていますか?
「ネジバナ」をご存知だろうか?
日当たりのよい草地に生える20~40cmほどのラン科に属する多年草である。
花茎にピンクの小花が螺旋状につき、その特異なデザインもあって、目に付きやすい。4~9月が花期で、大学の研究棟の裏の斜面に20本ほどが花をつけ私は近くを通るたびに目をやってしまう。
私の中のこの花についての記憶は、小学校低学年のころだ。
家の近くの里地で友だちと遊んでいてこの花を見つけた。確か、墓地(!)に隣り合わせの草地だったと思う。
子どもながらに、ちょっとおしゃれなその姿に心惹かれ、その時の瞬間を今でも覚えているのだ。
父が鉢に植えて手入れしていたことも覚えている。
先日、大学のネジバナたちをゆっくり見てみると、わずか1m四方の中に、右巻き螺旋の株、左巻き螺旋の株(遺伝的に両方の系統があることは知っていた)・・・ばかりでなく、螺旋にならない、つまり、「小花が直線に縦に並んだ株」や「小花が白色の株」も見つかった。
最近の生物学は、遺伝子の解析や操作などを武器に生物現象の解明に迫る分子生物学が幅を利かせている。もちろんそれはそれでよいのだが、野や山や海や水辺に生きるそのままの生物を一生懸命に見つめ探る中に、分子生物学ではとても気づけないたくさんの重要な発見があることは間違いない。歴史がそれを示している。
そういう生物学者たちよ、頑張ろうではないか。
動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。主な著書は『通勤電車の人間行動学』、『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』、『ヒトの脳にはクセがある』など
2015/05/17
「庭づくり」と言うにはおこがましいが・・・
かのヘルマン・ヘッセが好きだったように、私も庭いじりが好きだ。庭いじりの一部としての野菜づくりのも好きだ。
でも、心に余裕がないと庭いじりや野菜づくりはできない。
昨年はまったく庭には手がつかなかった。
今もけっして時間があるとは言えないが、ときどき、草を抜いたり、衝動的に野菜を植えたり等々、昨年よりはましだろうか。
上の写真は、現在の庭の様子である。
少しだけ説明させていただくと、・・・・。
写真の上の、窓の前には、もう10年くらい前になるが、ビワの木や、ピンクの花を咲かせたハーブ類が植わっている。
ビワの木の前には、名前は分からないが、一年中実をつける柑橘類の木があり、昨日も、実を採って食べた。野生的な酸味が利いた、なかなかいい味だ。
その手前の、草が枯れたように見える区画は、シバの区画だ。今はこんなだがもう少しすると、シバが芽を出して、芝生らしくなるはずだ。
そしてその手前が野菜の区画である。ミニトマトやピーマン、パセリ、ナスビなどが植えられている。
写真の一番手前には、やはり植えてから10年くらいになるオリーブの木が写っている。
私にとって、庭つくりは、油絵を描くときの感じに似ている。色づけは油絵ほど思い通りには行かないが、油絵にはない直の命の感触や立体感が濃厚に味わえる。
それになんと言っても、庭の中では、私の管理下にはない動植物が、じつにさまざまなドラマを見せてくれる。たとえば今日見たドラマが下の写真だ。
生まれ来る命(多くのアリマキは、母親が卵ではなく成虫の姿と同じ子どもを産むのだ.→の先)と消えてゆく命(テントウムシの幼虫がアリマキを襲って食べている)。ハーブの群生の中で。
ハーブの群生の中で、繰り広げられていたドラマだ。
流れから言えば、柑橘類の葉にアゲハチョウが産卵しているようなドラマがよかったのだろうが、何せ、“私の管理下にはない動植”のドラマだ。
それは、ほほえましいものから、ちょっとした驚きの場面、命の本質を見せる真剣なやり取りまで、いろいろだ。
そんなドラマも含めて、心に多少なりともゆとりがあるときの庭づくりは楽しい。
ほんとにわずかな時間を費やしただけの、「庭づくり」と言うにはかなりおこがましい話だが・・・。
動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。主な著書は『通勤電車の人間行動学』、『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』、『ヒトの脳にはクセがある』など
2015/04/17
河川敷に住むアカネズミは泳ぎがうまい!?
春になると河川敷一面が、黄色い花で覆われる。
そんな光景に目を奪われる人も多いいのではないだろうか。上の3段目の写真のような光景である。
そして、その花を「菜の花」と思われる人も多いのではないだろうか。でもたいていは、それらは、菜の花ではなく「からし菜」だ。ちなみに、どちらも外来種だ。
夏や秋に河川敷一面を刈り取る作業を行うと、その環境がからし菜の生育戦略にピッタリ合致し、彼らが繁茂するのだ。
まー、その話はこれくらいにして、私は、河川敷や水辺が大好きです。河川敷や水辺には、植物もそうだが、さまざまな種類の動物が棲んでいるからだ。
上の、2段目の写真、その中には、1種類の鳥と、2種類の哺乳類の足跡が写っている。鳥はコサギ、哺乳類は、イタチとアカネズミである。
さて、上の1段目の写真であるが、・・・・これが、水辺に仕掛けたトラップに入った、つまり水辺や河川敷で暮らしていたアカネズミである。きっと、からし菜の種なども、美味しく食べながら暮らしているのだろう。
アカネズミは日本固有の野ネズミであるが、水辺から山地にいたる、さまざまな場所に適応して生きている日本を代表する哺乳類の一つなのである。
もう5,6年前になるが、ゼミ生のTくんと私が、河川敷に棲むアカネズミについて、ある仮説を立てて実験をした。
その仮説とは、
「河川敷に棲んでいるアカネズミは、山地に棲んでいるアカネズミに比べ、泳ぎがうまいのではないか」
というものであった。
というのも、河川敷は、日本の気候では、たびたび大雨に見舞われて増水し、水に浸かってしまうからである。だとしたら、それへの適応として、泳ぎがうまいアカネズミのほうが生き残りやすい、と推察されるからである。
大きな丸い容器の中で水を回転させ、その流速を変えてみて、アカネズミがどれくらい流速に抗して泳ぐかを調べたのである。
それで結果はどうだったか?
個体数が少なかったのではっきりとした傾向とは言えないが、仮説を支持するような結果が得られたのだ。
山地のアカネズミは、流速を上げていくと、途中から泳ぐのを止めることが多かったのだ。
また春がめぐってきた。
明日は、ゼミのみんなで、鳥取砂丘の近くの岩場の海岸に、動物の観察に行く予定だ。この時期の岩場海岸では、潮溜まりに閉じ込められたイワシの稚魚が群れをなして泳ぎ回り、潮溜まりから飛び出た稚魚を、イワガニが奪い合う。イソギンチャクやクラゲ、ときにはちびっ子のタコ、ウミウシなども見られる。
そして、私は、海岸でも、アカネズミの痕跡を探すだろう。
なかなか楽しみだ。
動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。主な著書は『通勤電車の人間行動学』、『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』、『ヒトの脳にはクセがある』など
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