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2016/06/30

コピーカードは語る


今日、コピー室に行くと、それがどなたかのだかはわからないが、上の写真の下側のカードが忘れられていた(私は、自分のカードを上において写真を撮ったのだ)。

写真の中の二つのカードは、いずれも、コピー機を使うときに必要なカードだ。だから大きさもデザインも同じだ。

でも二つで決定的に異なっているところがある。

一方には、教材用と書かれた青色のラベルの下に、「小林朋」と書かれた白いテープが貼ってある。他方のほうにはそれがない。

そうなのだ!
「小林朋」と書かれた白いテープが貼ってあるカードのほうは、小林朋・・さんのカードで、この先生は何度も何度も何度もカードをコピー室に忘れ、それが事務に届けられるので、ジムの方が、「小林朋」と名前を書いたテープを貼られたのだ。
ぴかぴかの小学校1年生が入学のときに、上履きやランドセルに「●●ちゃん、忘れたときのためにね」といったふうに名前をつけるのと同じだ。

かたや、もう一つのカードの先生はしっかりされており、忘れること等ないので、事務の方も名前を貼る必要も機会もなかったということだ(今回だけはコピー室に忘れられていたが)。

私はこの事務の方の判断は実に的確だと思うし、この名前テープのおかげで、カードをコピー室で見つけられた方が何度、私の研究室に直接持ってきてくださったか。

この状況は、なんと言いうのか、ある意味、学内の教員同士のよりよいコミュニケーションを生み出している・・・・と言えなくもない。

2016/03/27

春の畑の土のにおい



自宅の(借家だけど)畑の土を少しだけ掘り起こしてみた。

そこから湧き上がるにおいは、私に、鮮やかでとても懐かしい記憶をよみがえらせてくれる。

それは私が、小学生の時、中学生の時、高校生の時、そして大学生の時(にも)、父母が住む故郷の畑で、春の畑を耕しながら感じたあのにおい、あの記憶なのだ。

たいていは、しばに一緒に耕す、兄がいたり、父がいたり、そして3年前に逝った母がいた。

暖かくておいしい空気の中で、少し耕しては草を除き、少し耕しては草を除き、そして畑はきれいな土色へと変わっていった。鳥が鳴いていた。ウグイスやジョウビタキなどだった。


動物行動学的に見て、ヒトは、愛情と攻撃性の動物である。多くの動物がそうである。
生物としての生存・繁殖には両方が必要なのだ。

でも、一方で、ヒトは、自分がどう生きるかを考え選択できる動物だ。
そして、傑出の言語学者にして進化心理学者のスティーブン・ピンカーは最近の話題著書「暴力の自然史」の中で、(意外に思われる方もおられるかもしれないが)人類間の殺人の頻度は、歴史の進行とともに一貫して減少していることを明白な数値とともに示している。

ひょっとすると遺伝的にも、愛情の感情をもちやすい性格の人のほうが、自然選択の結果増えているのではないかとの可能性も示している。確かに、石器時代と中世の時代と現代では、環境が違うのだから、どんな性質の個体が生存・繁殖に有利なのかは違ってきて当然とも考えられる。

技術の進歩がますます加速する現代において、さてどんな未来になっていくのだろう。
いわゆるAI(人工知能)なども踏めた「持続可能な社会」(そのためにはもちろん健康な生態系が不可欠である)の実現、がカギになることは明らかだ。

そして、私はどう生きるのか。
正直、日々の生活にゆとりがないんだよねー。その中でも信念の小さな断片をもっとたくさん社会に渡たそうと努力するのか、あるいは生活をガラッと変えるのか。

宝くじ、当たらないかねー。多くの人が思うことだろう。私は買わない(買ったこともない)けれど。

土のにおいを感じながら畑を耕していると、愛情が少し多めの心でいろいろ考えるんだよねー。

2016/03/21

みんな元気でね



昨日は卒業式だった。

巣立っていくゼミの学生たちが、プレゼントといって、帽子とポシェットをくれた。

どちらも私が愛用しており、かつ、どちらもかなりくたびれているのを学生たちは知っていたのだ。

卒業に当たって、「まー、小林に何か贈ってやろうか」という話になり、「だったら帽子とポシェットだろう」と、かなりすんなり決まったに違いない。だれがどんな顔でどんなふうな発言をしたかわかるような気がする。

アウトドア製品なら、Kくんがmont・bellに就職することになっているので、そこの製品のなかから選ぼうということになったのだろう。

正直、うれしかった。

なので、今日、mont・bellの帽子をかぶってた写真をこのブログに載せることにした。

卒業式の日は、特には思わなかったが、少なくとも大学で、いつものように顔を見ることがもうできないのかと思うと、結構、寂しい気がしてきた。

ところで、ばっちしmont・bellの文字が見える写真を載せたのだから、mont・belから広告料、もらえないかなー。

逆に、著作権を請求されたりして。

みんな元気でね。



2016/01/19

ホンヤドカリはこうして、他のホンヤドカリから貝殻を奪う!(動画あり)

 


 写真のホンヤドカリ、一見、あどけなくて可愛い顔をして、巻き貝の貝殻の風呂にでも入っているような様子だ。

 でも実際には、今、自分が背負っている貝殻より、気に入った(つまり自分の体にぴったりした)貝殻を背負っている他のホンヤドカリに出会い、そのヤダカリから貝殻を奪おうとしているところなのだ。

 ホンヤドカリたちの世界の会話では、「おまえの貝殻をよこせ!」というメッセージは、彼ら独自の行動によって伝えられる。

 それがどんな行動なのか?
 決定的な場面を撮ったので下の動画をご覧下さい。
 ちなみに、このやり取りの後、「おまえの貝殻をよこせ!」と脅された側のヤドカリは、その執拗な威嚇(その場面を一緒に見ていた生物部のFくんは、地上げ屋みたいですね、と言った)に負けて、貝殻を明け渡してしまったのだ。




2016/01/16

冬の浦富海岸にホンヤドカリを求めて


  今日は、浦富海岸に、ホンヤドカリの採集に行った。
 寒いなか、今日もウェットスーツを着たアザラシ(山陰の海でで合った水生霊長類 「人類はなぜ、体の毛を失ったのか」― 裸のサルの進化的理由)が来ていた。



 ホンヤドカリは冬でも採集できる。
 岩場の海岸にできたタイドプール(潮溜まり)を、数は少ないものの、ゆっくり歩いていた。


 私は、ホンヤドカリを対象にして、ある学生実験を組み立てようと考えている。学生たちに頭をひねって考えてもらう(つまり創造性にむすびつくと思われる)実験だ。
私は、学生実験には、そういった要素が是非とも必要だと思っている。

その実験の要素になる、ホンヤドカリの行動の一つは、次回に、おそらく動画入りでご紹介できると思う。


2016/01/12

鳥取駅前にヤギを放牧してはいかがか


 新年、1月9日の朝の鳥取駅周辺の写真である。
 左は正面に駅を見る、大平線通りから、右は、ロータリーの四つ角交差点がある今町1丁目のクスノキの大木である。なかなか印象的な風景だった。

 ちなみに、クスノキの大木には、昨年のクリスマスに、しゃれたデコレーションが飾られ、それがずっと付けられたままになっているのだ。

 ところで、私は、ずっと以前から、鳥取駅前にヤギを放牧してはどうですか、と言い続けている。
 「里山」のコンセプトで、コナラはクヌギが植栽され、ヤギが草を食む駅前になったら、鳥取は、環境問題への取り組みという点から、また自然とITと社会との共存という点から、アピール性のある県になるのではないだろうか。


駅前にヤギの放牧地ができたらこんな感じ?

2016/01/08

今日も風景でいこう!


 今日は、冬ながらとてもいい天気で、朝からいい風景を見た。

 右は、家を出てすぐに出会った海を臨む風景。
 左は、もうすぐ大学、というところで出会った風景(山の上に3体の風車が見える)。

 ちなみに、今日、私が「いい風景!」として紹介した風景には、共通点がある。
 それは、どちらも緑が散在し開けて見晴らしのよい風景だということだ(もちろんどちらも天気がよい、ということもそうだが)。

 なぜ、ホモサピエンスの端くれの私は、こういった風景を「いい風景!」と思うのだろうか。

 そう! それは、このような風景こそ、地球上に誕生したころのホモサピエンスにとって、比較的安全で、食料にありつける可能性が高かった環境を示しているからだ。
 緑や太陽は、餌になる生物の存在を物語ってくれる。
 見晴らしがよい場所では捕食獣か近づけば遠くからでも見つけられるはずだ。

 ちなみに、先日、ゼミ生のNくんと、川に、実験用の砂を取りにいったとき、Nくんに言われた。「最近、先生のブログには、風景が多いですね。ブログには使いやすいですよね」

   確かに、ブログのネタに困ったときは、”風景”に助けてもらっている。
 でも、それを言っちゃあ、おしまい・・・・ダロガ !

2016/01/05

白い動物たち



今、大学では、3階建ての実験棟が建設中だ。今年の7月くらいに完成の予定だ。

そんな実験棟の建設現場で、今朝、ダイザギと会った。会ったといっても、向こうは私のことをどう思っているのかわからない。

私はこのとても珍しい来客にちょっと驚き、工事現場とダイサギという奇妙な組み合わせにも驚き、そして、写真のような幾何学的な黒っぽい背景と、白い生命感たっぷりの曲線体の対比に心を動かされたのだ。

ところでこのダイサギは私が近づいても微動だにせず、ある方向をじっと見ていた。
そのダイサギのまなざしの先にあったもの・・・、皆さんは何かお分かりになるだろうか。

それは・・・、ヤギである。
工事現場と隣接して、ヤギの放牧場があり、今年はまだそれほど寒くないので、ヤギたちがそとで草を食んでいたのだ。

私は、シラサギがヤギを同種と間違えて、その様子をじっと観察していたのではないか、とにらんだのだが、・・・・はたして真相やいかに。


2016/01/01

コウモリは洞窟の中でなぜ体を寄せ合うのか?


明けましておめでとうございます。
本年はサル年です。皆さんにとって、よい一年でありますようにお祈りしています。

ところで皆さんは、サルコウモリというコウモリをご存じだろうか。
おそらくご存じないと思う。そういうコウモリは存在しないからだ(今後、絶対発見されないとは言えないが)。

上の写真は、私が昨年の終わりに(ゼミの学生たちの卒論の指導の合間を縫って)行ってきたキクガシラコウモリとユビナガコウモリ(両種は日本に実在する)が冬眠する洞窟で見つけたサルスベリ、ではなくムラサキシキブである(実際、両者の実はよく似ているのだ)。
洞窟の入り口で 暖冬のせいか、まだ鮮やかな紫色を表面にたたえたままで私を迎えてくれたのだ。野生の美、とでもいうのだろうか。凛とした美しさが目に染みたのである。

そしてその下の写真が、洞窟の入り口だ。どうですか、皆さんも心から中を見てみたい と思われるでしょう。

私はこの洞窟に、ある明確な目的をもってやって来た。
その目的の内容については今は言えない。
でもヒントくらいはまあいいだろう、と思うので、ヒントになる写真を下にお見せする。
けっして、コウモリ(ユビナガコウモリ)を串刺しにしているわけではない。

体を寄せ合ったコウモリたちの塊の内部の温度を計っているのだ。
写真を見て皆さんは思われるかもしれない。「内部は外より温度がかなり高いに違いない」と。
まー、流れからいうとそうだろう。

しかし、・・・・・結果はそうではないのだ!


その結果とは、そしてその結果がなぜ重要なのか、またお話しする日がくるだろう。

2015/12/29

冬の里山(動画)



先日、山道を車で走っていて見つけた光景である。
右は梅だろう。暖冬に思わず花を開いてしまった、みたいなところか。でも、冬の里山でとてもきれいだった。
左は、鮮やかな色で里山を飾るカラスウリだ。
写真ではくすんでいるが、実物は本当に鮮やかだ。

そして、下の動画は、里山の休耕田の土手で見つけた心癒す音と映像の“小さな滝”である。

時には冬の里山へ出かけませんか。

2015/12/22

キクガシラコウモリは頬袋(みたいなもの)をもっている!


 実験を手伝ってもらうキクガシラコウモリは、研究室に連れてきてから一週間近くは、私が、コウモリの口の前にミルワーム(甲虫の幼虫で、コウモリの餌にはうってつけ)をもって食べさせなければならない。

そうするとコウモリはバクッとミルワームにかぶりつき、むしゃむしゃとおいしそうに食べる。
ところがだ、かれらは私が与えるミルワームを次から次へと平らげ、「もう満腹」とばかりにミルワームにかぶりつかなくなるまで、結構な量の餌を与えなければならない。
もうそろそろいいだろ、という私の思いも通じず、まーよく食べるのだ。

そしてそのうち気づいたのだが、かれらは、私が与えた餌をすべて飲み込んでいるのではなく、途中から、口内の頬の辺りに溜めているのだ。その結果、頬の辺りが、ちょうどシマリスやハムスターの、餌で膨らんだ頬袋と同じような状態になるのだ。かなり膨れる。

おーっ、大発見だ!

その様子を撮ったのが上の写真である(ちなみに、ユビナガコウモリやモモジロコウモリなどの他の種類のコウモリではこんなことはない。きっとキクガシラコウモリの生活と深く関係した習性なのだ)。
おそらく世界約73億の人の中でこのことを知っている人は、数十人か数人か、あるいは私だけかもしれない。

「それがどうかしたのか?」とは聞いてはいけない。聞かないで欲しい。

2015/12/18

えっ、モモンガが4匹、木から出てきた!?


左の写真は、その中に4匹のモモンガがいたと思われる巣穴がある木.左は、それらのモモンガを見た方からの話から想像される年齢のモモンガ

先日、鳥取県の芦津のAさんから次のような内容の電話があった。
町長さんの山で作業をしておられた方が、木を切っていたら、倒れた木から4匹のモモンガ(らしきもの)が出てきた。そのうちの1匹を連れて帰っているだがどうすればよいだろうか。

私は考えた。
今の季節に4個体のモモンガが一つの巣穴にいたということは、「巣内同居は寒さをしのぐためのモモンガたちの戦略だ」という私の仮説を支持する出来事だ。でも、成獣だったら(仮に木が倒れた拍子に脳震盪を起こしたとしても)そんな簡単に、素手の人間につかまるはずはない。でも季節から考えて、今の時期、同じ巣穴に留まっているような仔モモンガがいるはずはない。春と夏、繁殖期をもつモモンガだが、夏の繁殖期で生まれたとしても、今はもう充分成長しているはずだ。
これはどういうことだ・・・・(まー、とりあえず、モモンガは、それが捕獲された場所で放すのがいいでしょうと答えたが、大きな疑問を抱え込んだ気がした)。

そして私は、その場所と、4匹のモモンガの様子を聞くために、大学から1時間ちょっとかかる町長さんのご自宅へ行ったのだった。
ちょうど奥様が対応してくださり、モモンガを連れて帰った方とも直接話ができた。
その結果、そのモモンガたちは、やはり生後数ヶ月齢の仔モモンガだった可能性が高いことが分かった。

そして、町長さんのお計らいで庭にもって帰ってあった、4匹のモモンガがいたと思われる巣穴がある木と対面することができたのだ。




その後で、モモンガが巣穴を利用していた木の場所へ行ってみた。
スギの木と自然林が接する、私が生息地の研究で達していた「ニホンモモンガはスギ林と自然林が接するような場所を一番好む」という結論にピッタリの場所だった。

その日は、モモンガの巣の木を持って帰ることはできなかったので(その木を持ち帰るためには軽トラックが必要)、「また取りに来ますのでとっておいて下さい」とお願いして帰路についた。

ちなみにその木は「キハダ」という樹皮の下が鮮やかな黄色をしている樹木だった。
私は近々その木を持ち帰り、木を真っ二つにして巣の内部を調べることを今から楽しみにしている。
きっとスギの樹皮を細かく裂いて作った巣材が厚く敷かれていると思う。

実際にその時がきたら、このブログで是非お見せしたい。


2015/12/14

ユビナガコウモリのチーちゃんをねぐらの洞窟に返す


先日、大学で実験のために飼育していたユビナガコウモリ(私は、密かに“チーちゃん”という名前にしていた)を、採集した洞窟に返しに行った。

冬はコウモリを飼育するのが難しいのだ。

上の写真は、洞窟に放す前に、最後の餌(ミルワーム)をあげているところだ。しっかり食べて、数が月の冬眠に備えて欲しい、と思ったのだ。

その洞窟に行ったのにはもう一つ目的があった。
それは2年前に採集して足環をつけたキクガシラコウモリが、今年もその洞窟で冬眠しているかどうかを確認したかったからだ。
そのコウモリは1年前は、そこで冬眠していた。さて今年もまたその洞窟で冬眠するかどうか.? それは学問的にも興味深い問題である。

そして調査の結果は、・・・・今年もいた!!
赤い足環を後ろ足につけたキクガシラコウモリが洞窟の奥のほうにぶら下がっていた。

なんと素晴らしい! そしてチーちゃん、元気に冬眠を!


2015/12/12

里山生物園でのトカゲたちのちょっとした感情的トラブル?

以下の記事は、公立鳥取環境大学まちなかキャンパス「里山生物園」FaceBookに書いた記事である。ちょっと見てもらいたい。

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 まずは上の写真を見ていただきたい。
 ニホントカゲとニホンカナヘビのニアミスである。
 これは大変貴重な写真である。里山生物園だからこそ遭遇できた場面だ。
 お互い相手をどう認知しているのか。実は、この遭遇の前にちょっとした出来事があったのだ(何があったかを知りたい方は私のブログ「ほっと行動学」の動画を見ていただきたい。数日うちにはアップするので)。
そしてこのあと、なんと体格で劣るカナヘビがトカゲを追い払うのだ。
 ちなみにこのカナヘビはこのFacebookでもよく記事を書いてくれているKWくんが家で大切に飼っていた“みどりちゃん”という名の個体である。

 ところでKWくんは、みどりちゃんのために、暖房用のライトを買ったそうだ。それをテラに設置するそうだ。どんな風景になるか楽しみだが、少し心配だ。里山が「渋谷」のようになったりして。そしたらみどりちゃんは里山の純朴なカナヘビから、都会の、土をさわるのもいやがる女の子になるのだろうか。
 そういえば生物部の面々の間で最近、不穏な動きがある。
 アクア、テラとは異なった第三の里山生物園をつくろうとしているらしい。
 なんでも、その生物園は、トロピカルなビーチを再現した、華やかなリゾート地のようになるという噂も聞いている。アクア、テラ、そしてトロピカルシティー・・・・? 私は心配だ。
TK
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 記事の中に出てくる「ほっと行動学」が、このブログなのだが、写真にある“眼付けニアミス”の前にあった“ちょっとした出来事”というのが下の映像である。

 
 動画には、まちなかキャンパスのキャンパス長である加藤さんが、トカゲに餌を与え、そのそばで「なんであいつだけが餌を食べてるんだ、俺のほうはどうなるんだ!」とばかりにトカゲをガン見しているカナヘビの姿が映っている(途中で「あっ、そう」とばかりにプイッと顔を背けるみどりちゃんの姿も映像はとらえている)。

 みどりちゃんは、この時、トカゲ(一応名前はポチだったかなんだったか付いている)に対し「あいつがいると私は餌が食べられない」みたいなことを感じたのかもしれない。ナンチャッテ

2015/12/10

イヌとヤギのミーティング!?





大学から車で20分くらいのところに、「カニス」というイヌの飼育全般についてサポートを受けられるセンターがある。広い敷地の中でイヌを自由に運動させることもできる。

2年前に、センターのMさんから、広場の除草(大学のヤギに草を食べてもらって)を依頼されたことがきっかけで、部員達との交信が続いてきた。

そのとき、出動したのはクルミというヤギだったが、最初一頭だったので不安定な行動が多く、ミルクというヤギを2頭目のヤギとして加えてやっと、クルミも落ち着きを取り戻した。

でもあまり草を食べる仕事はせず、もっぱらカニスに連れられてくるイヌとフェンス越しに、あるときは戦闘モードで、あるときは好奇心いっぱいモードで接していたらしい。

そして今週の日曜日、今度は、目的を、除草ではなく、イヌとの交流のほうに絞った(!)出動をすることにした。題して「イヌとヤギとのミーティング」だ。
そこでは、地域の方(特にイヌを飼育されている方)にヤギについて理解を深めてもらいたいし、学生と地域の方との交流もしてほしい。そしてイヌ諸君には是非ヤギという異種の動物(本来は餌?!)について知ってもらいたいし、ヤギ諸君にはイヌという動物(本来は捕食者?!)について理解を深めてもらいたいと思っている。

そのイベントに向けて、Mさんが、カニスのブログで上のような宣伝をして下さった。
ヤギとイヌ、ヒトとヤギにどんな出合がまっているのだろうか・・・・・。

2015/12/07

実在したピンクの小さなカニ(動画)



海水アクアリウムがゼミ室にやってきてから7年くらいになる。

最近になって、(これまで一度も話にものぼったことがない)ピンク色の小さなカニがいる、という都市伝説ならぬ水槽伝説が、まことしやかにゼミ室で囁かれていた。

ところが、その伝説が今日、目の前に現れたのだ。
確かに体はピンク色だった。
小さな花のような足、先端が黒色のとてもモダンで大胆な鋏。鮮やかな赤い(!)目。
岩の下にちらっと見えたのをゼミ室にいたPさんが見つけた。


私は、その全貌が見たくて、魚のフレーク餌を水槽に入れてみた。
餌は細かく割れて、塵のようになって海水の中を舞った。
その塵を魚が追い、ヤドカリが競うように拾って食べた。
でも伝説のカニは簡単には岩の下から外へは出てこなかった。
伝説のカニは極めて慎重なのだ。

さて伝説のカニの発見は横に置いておくとして(その種類はまた誰かが調べてゼミ室の白板にでも書くだろう)、私は同じ甲殻類のエビ綱エビ目に属するヤドカリと伝説カニの行動を見ながら思ったのだ。

ヤドカリは伊達には貝を背負ってはいない!
ヤドカリはいわば隠れ場所を背負っているのだ。だから、あんなに大胆に水槽の底を縦横無尽に歩き回ることができるのだ。外敵の気配を感じたら、携帯している貝という隠れ家に逃げ込めばよいのだ。いっぽう、伝説カニ(ヤドカリ以外のカニはすべてそうだが)はそういうわけにはいかない。
外敵が近くにいないことを確認した上で、岩の陰から出て行かなければならない。

下の映像をご覧あれ。


2015/12/04

いかしたカモメ



先日、学会で東京へ行ったとき撮った写真を見直していたら上のような写真があった。

構図も、写真の中のカモメのポーズも(コウズとポウズをかけている。念のために)なかなかいかしているなと思い、ここに皆さんにお見せしたというわけだ。

「無機的さが強調されたビルのデザイン、無機と生き物感をあわせもった街灯の頭、その上で小首をかしげるカモメの表情(そして3者の色合いがまたいいのだ)」・・・・・そんなところを見ていただきたいのだ。

もし、カモメが繁殖できるのなら、こういった形での人と野生生物との共生もありかな、と思うのだ。

2015/12/01

私がつくった(巣の中の)モモンガ


モモンガショップで(何のことかお分かりにならない方は下の記事を見ていただきたい)「巣から顔出しモモンガ」に注文がきた。


ところがちょうど、巣の中のモモンガ(これは私が作成の係りになっていた)が売り切れていて、すぐ作らなければならなくなった。

急いで5つほどつくったのだが、どれも可愛くできて、売りたくなくなってきた。

せめて写真を撮ってから送り出すことにした。
上の写真はその中の一つだ。



(思いをこめた)手づくり感がいい(と私は思うのだが)。

モモンガグッズ「巣から顔出しモモンガ」

2015/11/25

Nくんと絶滅危惧種のスナヤツメ


 先日、ゼミ生のNくんと、スナヤツメという、現在、大変希少になってしまった魚の生息地に行った。生息地の水場の底土を採集するためだ(実は、Nくんがかなり前に、労力をかけて底土からつくっていた実験に使う土標本を、実験室の大掃除のとき、それとは気づかず私と他のゼミ生たちが捨ててしまったのだ)。

 スナヤツメは、「顎の骨がない」という、現在の硬骨魚の祖先の形質を今に残す原始的な魚で、 現在、生息地の減少からとても希少な動物になっている。
 孵化してから数年間はアンモテーシスと呼ばれる幼生期を経て成魚になるという奇妙な特性も備えており、その幼生が砂の中にもぐって生活しているのでスナヤツメと呼ばれるのだ。

 そういう意味もあり、彼らがどんな生息地を好むかを知ることは、絶滅危惧種の保護のために重要なことだ。

 幼生が生息できる環境に関してこれまでわかっていることは、粒径がとても小さい砂の堆積する水場が必要ということだ。
 いっぽう、Nくんが、実験を通じて新たに見いだしたことは、小さい砂の中に、葦などの植物の枯葉断片が混じっていると、幼生はさらに喜ぶ(つまりそちらのほうをより好む)ということだ。

 確かに、これまで見つけてきたスナヤツメの幼生が生息する水場周囲には大抵、葦が繁茂している。
Nくんの発見は、スナヤツメの生息地の保全という意味でも重要な発見になる可能性があると思っている。


左側がスナヤツメの幼生、右側がドジョウ.一見似ているが全く別の種類だ


 今頃Nくんは、採集してきた底土から、粒径の大きさ別に分けた標本をつくる作業を、黙々とやっているに違いない・

2015/11/22

ペンタ、GM(グリーンモンスター)に襲われる!



先日、機能といい、デザインといい、バッチシの貝殻を手に入れたペンタであったが、同じ容器で暮らしているGM(グリーンモンスターと呼ばれている、というか私が今思いついたのだが)も、その貝殻に魅了されたのか、なんとペンタの貝殻を乗っ取ろうとしはじめたのだ。

ペンタの貝殻の入り口に鋏脚をこじ入れ、ペンタを引きずり出そうとしているのだ。
下の動画を見ていただきたい。



ペンタ危うし!

しかし、ペンタも頑張った。
そしてやがて、ペンタは、オカヤドカリが、相手を威嚇するときなどに発するといわれている声(脚を殻の内面にこすり付けて出しているのだろう、とか推察されているが本当のところは分かっていない)発しはじめた。
「やめろ、向こうへ行け!行かないと・・・・・特に何にもしないけど・・・、」
みたいな感じだろうか。
下に、声を発するペンタの動画を載せてた。




やがてGMはペンタの頑張りに、乗っ取りを断念して去っていったのだった。

ちなみに、こういった乗っ取りによって、貝殻から放り出され殻を奪われる場合もときどきあるのだという。
いや、ペンタはよく頑張った。

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