小林朋道公式ブログ:動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。 主な著書は『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『通勤電車の人間行動学』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』など
2017/03/02
この時期になると開いて読み返したくなる本:「ミクロの森 ー 1平方メートルの原生林が語る生命・進化・地球」。私も大学林で マイ1平方メートルを這いつくばって眺める
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動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。主な著書は『通勤電車の人間行動学』、『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』、『ヒトの脳にはクセがある』など
2016/06/28
先生シリーズ10巻目の豆本
今日、上の写真のような、私の「先生、○△しています!」シリーズの10巻目を記念した豆本が、読者の方から届いた。
これは手間暇かけて作られたに違いない。
本の右上には、1ページ毎に、「おめでとうございます」(ちょうど10字)の1字ずつが記されており、よくできているなー、と思ったのだ。
大切にしよう。
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動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。主な著書は『通勤電車の人間行動学』、『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』、『ヒトの脳にはクセがある』など
2016/06/05
先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています!
私は、2006年から毎年、「先生、●●しています ― 鳥取環境大学の森の人間動物行動学」(築地書館)というタイトルの本を書いてきた。
今年、10巻目となり、そのタイトルがブログのタイトルの「先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています!」というわけなのだ。
上の写真は、本の宣伝キャンペーンの一環としてつくられた宣伝はがきの表(裏?)であり、下は裏(表?)である。
正直、コンスタントに1年に1冊以上、本業である大学での教育・研究等の合間に書くのはそれなりに大変だ。
でも実は、ある意味逆でもあるのだ。一人密かに、また学生たちと一緒に、生物まみれになって活動し、研究のヒントを得たり、そして「先生、●●しています ― 鳥取環境大学の森の人間動物行動学」を書くことが、私を支えてくれているのだ。
「先生、●●しています ― 鳥取環境大学の森の人間動物行動学」のなかの一章一章を、ある時は次々と溢れ出る文章にやっと追いつきながら書きとめたり、七転八倒しながら書いたりして、記憶の世界から文章の世界にやってきた生物たちが、私を励ましてくれるのである。
わずかな時間のなかで自分が本のなかに再現した生物たちは、過去に触れ合ったリアル生物
と同様に私が本業に向かう力になってくれているのである。文中には、論文になった内容も多く含まれており、教育・研究を楽しく感じる機会も与えてくれる。さて、私は以上の文章のなかで何回「先生、●●しています ― 鳥取環境大学の森の人間動物行動学」と書いたでしょうか。
皆さんの記憶のなかに多少とも残ったりはしなかっただろうか。
区切りの第10巻目ということで、築地書館さんも、賞品を用意されたり、基本白黒の文中の写真を今回はカラーにされたり、あるいは今回の表紙を、この日のために取っておいた切り札の”金色”にされたり・・・・充実の1冊(もちろん内容も)が出来上がっている。嘘だと思うなら読んでみていただきたい。
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2016/05/13
「脱ニート 完全マニュアル」という本
最近、読んだ本の中で最高にうなった(つまりその深さに感心した)のは「脱ニート 完全マニュアル」という本だ。
専門学校を卒業して6年間ほどニートをしていた著者が、その6年間の中で学んだこと、努力したこと、そして具体的にどう考え、どう行動すれば幸せに近づけるかが、よく整理され、実行可能な内容として書かれている。6年間という時間は、それがなかったら気付くことはなかったであろう、幸せに近づいたり離れたりすることにかかわる”盲点”をたくさん知らせてくれている。
ニートの状態にいる人の心理がどんななのか(人によっても違いはあるとは思うが)、よく理解できたし、「他人を悪く言ういうことは、”人の悪いところを見つけるという癖につながり”、それは自分に向けられ、自分を否定しエネルギーを奪い、幸せになる状態から遠ざかる」などの、心から「いいね」をクリックしたいような指摘にたくさん出会った。
本当にいろいろなことを教えられた気がした。
いっぽうでこの本は、ヒトという動物のさまざまな生物学的特性や、ヒトという動物で特に発達している「自分の行動や心理を理解して、自分を、望む方向へ導いていく」という特性の好ましい使い方を、とてもよく表していると思った。ホモサピエンスの特性によく合致していると思った。
ところで、「それで、上の写真は、どうしたのか?脱ニート完全マニュアルという本とどういう関係があるのか?」と、ここまで読まれた方は思われるかもしれない。
上の写真は、昨日、講義から研究室に帰った私の目に飛び込んできた光景である。ドアに貼ってあるモモンガの写真が問題なのではない。ドアの鍵穴に刺された、モミジの枝と、それにくっついている三角形の構造物が重要なのだ。
誰か学生が、そうしてくれたのだ。
こういう出来事に、こういうことをしてくれた学生に、素直に大いに感謝すること(誰かは分からないけれどありがとう!嬉しかったです)。
「脱ニート 完全マニュアル」はそいうった気持ちをしっかり自覚することの大切さを、深いところで教えてくれるのである。
もちろん、落ち込むような出来事に出会った時の心の持ち方にもとても深いヒントをくれる。
こういった生き方のHow to本の中でも、傑出した本の一つではないかと思ったのである。
ちなみに、写真の中の””三角形の構造物”のアップを下に載せておく。これはコアシナガバチの巣だね。
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2015/07/15
ヤギの擬似妊娠!イヌの擬似妊娠!ヒトの擬似妊娠?
先月、出版した本「先生、洞窟でコウモリとアナグマが同居しています!鳥取環境大学の森の人間動物行動学」(築地書館)を読んでいただいた方から手紙が届いた。
その中に、私が本の中で書いた話に関連した、とても興味深い出来事が綴られていた。
“私が本の中で書いた話”というのは、次のような内容である。
昨年の4月に大学にやってきたヤギ(メイという名前)が、すでにやってきたときには妊娠していたらしく、8月に2匹の仔ヤギを出産した。ところが、メイの出産から授乳の開始に至る出産・育児にすぐそばで立会っていた高齢のヤギ(コハル)が、自分は子どもも産んでいないのに、乳房が張ってきて、結局、乳を出しはじめ、仔ヤギたちの乳母になった。
手紙をくださった方の経験は次のような内容である。
独身時代から実家でトイプードルを飼われていたのだが、結婚され、出産され、赤ちゃんと一緒に実家に里帰りされた。ところが、母子の、授乳も含めたやり取りに接していたトイプードルの乳房がだんだんと張ってきて、心配して獣医病院に連れて行ったら、なんと乳が出る状態になっていた。獣医さんは「擬似妊娠」だと言われたということだった(的確な表現だ)。
イヌはヒトと同じ“哺乳類”であり、乳の臭い、赤ん坊が乳を吸うときに出る音、赤ん坊が乳を求めて泣く声・・・・いろいろよく似ているのだと思う。ちなみに最近の論文で、多くの種類の哺乳類の赤ん坊の鳴く声が、種の違いを超えてとてもよく似ていることを示したものがあった。
トイプードルの脳も、ヒトの授乳に伴なうさまざまな刺激に反応してしまった、というのが最も可能性がある解釈だろう。
イヤー、面白い。手紙をくださった方へはもちろんお礼の葉書を書いた。
われわれヒトが、子どもを産んだ母イヌの授乳の現場で、チューチューと言う音や、まだ目もあいていない子犬が乳首を捜しながら出す声には、確かに心動かす(正確には脳動かす)ものがある。
敏感な方、特に敏感な女性は、“擬似妊娠”に気をつけたほうがいいのかもしれない。
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2015/07/14
飛行機の中で馴染みのある本に出会う
先日、仕事で東京へ行ってきた。
上の写真は、鳥取からの飛行機の中で撮ったものである。
なぜこんな写真を撮ったのか。 それには以下のような深い(?)理由があったのだ。
私が座席記号Cの通路側に座っていると、あとから40代くらいのご夫婦と思われる知的な感じの二人が、窓脇のA、Bに座ってこられた。
「すみません」と言いながら席のほうへ入られようとしたので私は立って通路に出てお二人が入りやすいようにしてあげた。
まもなく、飛行機は離陸し、私は書きものをはじめたのだが、しばらくするとご夫婦の、私のすぐ隣に座った男性が足元のケースから一冊の本を取り出して読書をはじめられた。
どんな本かは分からなかったのだが、やがてその男性が、読書を休憩して、本を前のテーブルに置かれた。
ところが、ちらっと私の目に入ったその本は、間違いなく、私が書いた本ではないか!「ヒトの脳にはクセがある ― 動物行動学的人間論」(新潮社)という本で、常々自分が書きたかったことをかなり書いている思いのこもった本である(ちなみに、なぜ人は飛行機をつくることができる脳をもったのかといった点についても書いている)。
私は、「やっぱりこの人はいい人だ」と思い、感謝したのだ。
もしかすると鳥取在住の人で、同じく鳥取在住の私が書いた本だから読もうと思ったのかもしれない。でもそれだけでは買わないだろう。ヒトという動物についての斬新な見方に興味を惹かれたこともあったに違いない、と思うことにした。
私は、このことを是非、このブログに書きたいと思い、文章に添える写真をどうしたものか考えた。
まさか、隣の座席やテーブルにカメラを向けて撮るわけにもいいかない。妥協案として、撮ったのが冒頭の写真ということなのだ。
後頭部を写してしまった方には申し訳ない
ついでにと言っては何だが、東京からの帰りは窓際に座ったので、窓から見た、素敵だなーと感じた雲の写真も下に添付しておきたい。
皆さん、天候が不順な折、体調に気をつけてください。
オシマイ
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2015/06/20
先生、洞窟でコウモリとアナグマが同居しています!
今日のブログのタイトルは、数日前に出版された、私が書いた本の題名である。上の写真は、その表紙である。
表紙に写っている2匹の子ヤギも、今では一回り、二回り大きくなり、片方は角が生え(角が生えた子ヤギは“キナコ”、生えていない子ヤギは“アズキ”と名づけられている)、それぞれ、個性豊かな若ヤギへと成長しつつある。
ちなみに、キナコは、下のようなペーパーグッズとして大学のオープンキャンパスの宣伝に一役買っている。
さて、動物についての本を書くときはいつもそうなのだが、私の頭の中では、いろんな動物が、「私のことを書いてよ!」「俺のことを書かないなんてありえねーよな!」みたいに騒ぎ立てる。
私は、「よしよし、じゃ君は次回必ず書くから今回はこの子に譲ってやってね」、とか、「君は今回は、一章を受け持つにはちょっとまだ荷が重いから、次回のチャンスを狙おうね」、「君には“はじめに”で登場してもらおう」・・・・みたいな説得をしながら、一冊分のまとまりに仕上げていく。
けっして、記憶に任せて、適当に、タラタラ書いているわけではないのだ!
今回は、久々に登場するコウモリ達に、ちょっと多めに登場してもらった。私は、一般的に、「怖さ」とか「不吉さ」などにむすびついたイメージをもたれているコウモリ達の本当の姿を知ってもらいたかった。
動物行動学的にも、地球上に生きる仲間としても、魅力に満ち満ちた存在に気づいて欲しかったのだ。
もちろん、他にも、魅力に満ち満ちた動物達がいろいろ登場する。
それぞれ私に感動と活力(と、そして動物によっては恐怖)を与えてくれた動物達である。
縁あって彼らと会えてことを、本当に感謝している。
動物行動学者。野生生物と3日ふれあわないと体調が悪くなる。主な著書は『通勤電車の人間行動学』、『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 』、『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇』、『ヒトの脳にはクセがある』など
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